あるお店で働いている50代独身女性とお話。
心の底から会社員で働くということが嫌になって、仕事を辞めてしまい、
1年半プー生活で毎日うろうろ。
その間、仕事の声もかけてもらったりしてもまったく働く気にならない。
こんなに働きたくない自分が嫌になったけれど、よく考えたらきちんと朝から晩まで働かなきゃダメ、とかいうものに自分を言い聞かせていたと気がついて、今は静かにパートで食べていける分の収入で生きている、というお話。
50代だし、もうモノも心もいろいろわかったので、今更欲しいものというものもないし。
病院?行っていないし。
あれこれしようとするとお金がかかるし、その心の負担も大きいし。
普通に生活していて、病気になったらそのまま死ぬわ。
プーの時、貯金も使ってしまったけれど、一日の長さがわかった気がして。
もう何も必要ないとわかったし。
仕事で使い果たした心のエネルギーを充填するのに仕事で作ったお金を使って、そのためにまた働かなければならないぐるぐるまわった生活はもうしたくないと思って。
普通に静かに生活してあとはその先の人生に従うわ。
あれが足りない、これが足りない、頑張らなきゃ・・
それにもう疲れた人がたくさん。
気がついていない人も気がついているけれど辞められない人も事情もある。
私が大切にしたいことって何かしら・・と帰りの電車の中で思いながら車窓からキレイな夕日を見ていました。
とってもとっても赤い夕日が町中に広がっていたのでふと周りを見るとみなさん気がついていない人が多くて。
私にすると生きている実感をわからせてくれる風景でした。