カフェでお茶をしていました。
私の隣のテーブルに60代の男女、40代ぐらいの女性の3人グループが会話をしていました。
どうやら3人ともそれぞれの家のお墓の話です。
家が途絶えるからどうするかなのですが、解決方法で自分がしなければならないところに差し掛かると女性2人とも
「それはそれ、これはこれ」と話を区切ってしまっているので、男性が困った顔をしていました。
男性が私の方を向いた時、目があったので会釈をすると、
女性2人が私に、
「今の話、どう思います」と聞かれました。
「すいません、聞こえていたので…」と前置きをしましてね、
「一人のものではないのでなかなか難しいですよね」と話しました。
正直、なにもめんどくさいことはしたくない。
まして高齢になるとその行動や、周りとの確認、書類書き、再度確認。
そして心が落ち着くまでの時間。
5キロのお米が5キロではないのよ。
持つまでの決意と持ったあとの疲労があるのよ…
誰かやって〜!と言いたくなるでしょう?
でも、本人でないとね。
60代の女性のご主人は
「死んだら死んだで終わりだ」て言うそうで、
いやいや…死んでからが大変なのよ。
ご主人はなにもしないかもしれないけど、未婚の自分の子供が大変でしょ?
全部責任がそちらへいくのだから…
「それはそれ、これはこれ」を聞いているので
「今のうちから(女性2人の)みなさんがされておいたほうがいいですよ」とは言えませんでした。
だって…たぶん「それは…」と言うから。
話だけ聞いて、
「大変ですね」で終わらせましたが、自分の責任はしたほうがいいし、
一歳でもお早めに…と祈ってカフェを出ました。
生きてる間にしておくことはたくさんあるけれど、身内や人に負担を残さず美しく去りたいですね。