老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

お話聞き屋さん〜コロナ離婚

新型コロナの影響でご主人が在宅勤務になり、一日重家にいることになりました。

 

家のことをしてくれるご主人ならいいのですが…

ほとんどは何もしない人が多く、

「俺の昼ごはん作っておいてね」や

奥さんが帰宅しても

「ご飯まだ?」の発言てす。

毎日変化の無い生活をしているご主人なのでダラダラとして、きちっとしている姿も無い。

 

「これが一生続くとなるともううんざりです」と言う話が増えました。

 


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奥さんはご主人の‘お母さん’ではありません。

夫婦は協力して生活を楽しいものに作り上げて行き、それを子供が見て育って行くのですが…

 

奥さんが正社員、もしくは安定した仕事についている方は離婚に進みます。

ご主人がいない方が家の仕事の量が格段に減り楽でもから。

 

 

先日、あるテナントの現場で60代前半ぐらいの一組のご夫婦が奥さんの服を選んでいました。

 

奥さんは鏡の前に立っていて、

ご主人は奥さんに合う服を数点待ってきて、

「これがカワイイ」

「これはに合うよ」と2人仲良く会話をしているのです。

動くのはご主人。

奥さんはその服を手に取るたびに

「ありがとう、あなた」と笑顔で言っていました。

ああ…なんて愛のある風景…

コートを選び、

その後それに合う帽子を選び…

 

ご主人は

「カワイイ、カワイイ」と言っていました。

ええ、カワイイんです。

私から見ても。

 

奥さんも

ご主人も。

 

お二人は服をカゴに入れて、ニコニコしながらレジへ。

 

その後ろ姿を見ていて、最近話ができるようになった30代前半ぐらいの女性店員さんがそばにいたので

「あのご夫婦、素敵ね」と私が言うと

「そうですよね〜羨ましいです」と言うので

「どこかにあんなご主人いないかしら」と私が言うと

「そうですよね、なかなか…」と言いました。

 

ええ、

なかなか相手のことを想う人が居ない。

ほとんどは

「自分、自分」。

 

たくさんの店員さんを見ていると、

相手に

「あれして、これして」

「はぁ〜どうしてできないの?」

「もぉ!」と言いながら

「私、忙しいのよオーラ」を態度に出す

“相手に言う”タイプと、

自分でなんとかしなきゃと言い聞かせながら自分で限界近くまで処理する

“自分に言っている”タイプに別れる。

 

ある清掃の上司は

「自分のことだけやってくれたらいいから」と私に言ったので、私は

「チームワークはどこへ行ったのですか?」と答えると

「え?」と言う顔をされた。

 

私は助け合いこそ愛だと思っている人ですし、

仕事は全て“みんな”で行う事と思っているし、多分この先もそれが続くと思っている。

 

家族でも、

仕事でも

外を歩いている時でも

その場の人の集まりがチームワーク。

互いに助け合えばみんな助かる。

そして終わった後のあの爽快感は人として生きている証と思っている。

 

 

自分、自分、自分…の人と一緒にいるとあの“チームワークの爽快感”を味わえない。

 

そして何より

“他者から頂いた優しい心”と

“自分の中から湧いてくる他者への感謝”を感じることさえできなくなる自分になって行くのが何よりも避けたいと事由と思っている。

 

おばちゃんはたくさんの人のお話を聞いていますが、

「あなたにとって大切なことは絶対変えてはいけないと思うよ」といつもお客様にお話しています。