家系的には低血圧。
強いていうなら男性側はストレスで頭痛がするという一族。
病院へ行くと血圧が上がる、という
“病院緊張症”な私。
婦人科で通院しているクリニックの女医さんが
「私も同じ〜!」と笑っていた。
今回の風邪の時に先生に
「高めだね」と言われ、仕方がないので
それから毎朝、血圧測定をしていました。
あれ?
いつも高くても
上が120~110mmHg、
下が70〜50mmHgぐらいなのに
え?なぜ150~80mmHgになる?
ん、そして脈拍もとっても多い。
まるで更年期障害の時のパクパクする心臓に近い。
え、もしかして
今度は血圧測定緊張症か?
焦る。
困った、これでは本当に血圧の薬をもらいに行かねば。
いやいや、違う。
ぜったい違う。
体重は身長から100を引いたらその数字。
それ以上痩せると、この年齢では疲れがすぐ来る。
現実は
「ぽちゃっとしている方が清掃員に向いている」。
食事は低塩。
野菜中心。
穀物類はとっても少なく食べる人。
おかしい・・
血圧を下げると言われるタオルを握る「ニギニギ運動」もしてみる。
月末まで高ければ開き直って病院へ行くわ。
落ち着いて基本に戻ってみた。
水分摂取が減っていないか?
体重計で確認すると40%をキープしないといけないのに、30%後半になっている。
これなら血液ドロドロよ。
それと、血圧の測定の仕方が間違っているのではないか?
ほら、よくある
使い方を間違えているというやつ。
試してみると・・あら少し下がる。
これで様子見。
それから少しして、一か月半に一度のカイロプラクティックの施術を受けに行き、
先生に
・最近高血圧
・もわっと頭痛
・たまに吐き気、特に夕方。
・食欲不振
他、食事は変えていないなど話す。
すると先生から
「それは自律神経だし、交感神経優位になっているね。
それと首の骨がズレているね。
夕方になると疲れるからなお首に負担がかかり血圧と頭痛になると思うし。
胃は背中のこの部分とここの骨だね」と言われ、
触られると痛みが走るし、しんどいのがわかる。
「首は頭を支えているからズレやすいし、若い時と違って筋肉がないからね。
ズレると神経を圧迫するし、負担がかかってその分血圧が上がるんだよ」。
仰向けになり、胃横、奥を押されても痛い。
「かなり張っているのですね」と言うと
「うん、背中の骨がズレて引っ張られているんだよ」と言われました。
パキパキ、ボキボキの施術を受けて、終わり、胃のところを抑えられ、
あら、弾力が戻ったわ。
「最初は硬かったけれど今はやわやわになったのがわかるかい?」と言われ、
「はい!」と元気に返事ができる。
あちこちを修正してもらい、
帰り道は足が軽~~~い。
帰宅して血圧を測ると
いつもの110mmHg台。
おお~戻ったぁ~
それから数日、いろんな時間に測っても高くて120mmHg台。
落ち着いた。
血圧の薬をもらいに行かなくてもいいんだわ。
食事も普通に食べられる。
自分に戻ったわ!
とりあえず、毎日の血圧測定は続行ね。
それと当然姿勢を保つことと、
絶対血圧の薬は飲まないような生活にしなきゃ。
昔働いていた清掃現場で5つ年下の女性のお話。
スポーツ大好きで動き回っていたが、
血圧が高く、薬のコントロールも兼ねて生活習慣を変える入院をした。
その結果、血液の検査結果は問題が無くなり、体重も標準になった…
が…
退院して、自宅で自分の体を鏡で見ると、やせ衰えてがガラガラになった自分がいた。
重いモノが持てない。
長い距離が歩けない…
そしてパートの仕事も復帰できない状態になった。
でも血圧は正常。
数か月かけてやっと復帰。
「血圧が高いときの方が調子が良かった。
入院なんかしなきゃ良かった。
もう、医者の言うことなんか聞かない」…
そう言いながら痩せた体から咳が何度も起きていた…
背中をさすってあげると骨と皮。
まさに人間の骨の上に薄皮が張っている。
私はあの手の平の感覚を未だに忘れない…
だからこそ正しい考え方のお医者さんと付き合っていきたい。