老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

『PLAN 75』見る?見ない?

清掃員のおばあちゃん達の中で、物事を冷静に考えるタイプの人達が私に

「プラン75って映画を知ってる?」と聞いてくる。

 

私はテレビで映画宣伝の部分しか聞いていなかったけれど、倍賞千恵子さんが

「81才」と話していたの聞いて、

え〜さすが若いわ、驚いて、テレビの方向へ振り向き、

『PLAN75』を知ったのです。

 

 


映画『PLAN 75』オフィシャルサイト 2022年6/17公開

 

実は私は内容は知らなくて、

軽〜く、

75才になったら以後は人生を選べるぐらいな感覚で聞いていたのですが、

 

「現実になりそうよね」

「なったらいいのに」などおばちゃん達はある意味本気。

 

お金も身内も無い人には真剣に話せる内容。

たとえ身内がいても、自分がボケる想定をしている人には

あの世へ行った方がマシ、と言うおばあちゃん達の結論。

 

美しくポケられる人なんてほんの少し。

愛されて老後を過ごせるなんてほんの少し。

愛していても、介護が長くなり、

「早くあの世へ逝ってくれないかな、と思ったわ」と話す娘さんの言葉も否定できず…

 

スーッとあの世へ行けるなんてほぼなし。

 

病院へ行けば次々と打たれる、飲まさせる薬の山。

そして毎月の医療費支払いの苦痛…


f:id:hanahanakororin:20220621134717j:image

 

「75才でちょうどいいわよ」

「その後なんてただ体がしんどいだけ」

 

そして…もし、この『PLAN75』ができたら、御役所や、関係者の人が大変。

 

考え方は個人によるけるど、

ものすごく考える作品になることは間違えなし。

 

だって…おばあちゃん達がこれだけ映画の話をしてきたのは初めてなので。

 

主役の女性の仕事はホテルの客室清掃員。

あ〜身にしみる。

だって週に数回、会っている仲間たち。

その中でも70代は当たり前。

 

 

みんな小さくて細くて…

背中が丸まって…

人生が背中からわかる。

年金だけでは食べていけないから働きに来ている。

 

今日…

久しぶりのマッサージへ行ったのですが、担当の人が私と同じ世代の人で、

マッサージが終わった後に

「お茶は何になさいますか?」と聞かれ、

びわ茶をお願いします」と話すと、もって来たのがそば茶。

まぁいいわ、と受け止めて飲み…

 

その後、

和食屋さんで私より少し年上の店員さんに蕎麦定食を頼んだら、

「うどんですか?」と聞かれ…

 

ああ…年を取るって、聞こえるものがこんなものよね…と虚しくなり…

 

 

お国の偉い人達が“老後は自己責任”なんて簡単なことを言うけれど、

お金持ちが決めた法律なんて、お金がない生活の人には無理な話。

でもみんな普通に働いてきているはずなのに、お金が足りない世の中が変。

そして老人には超厳しい。

 

 

それで、少し前に同じ職場の人に

「民生委員」の話を聞くと教えて守られて、勉強になったばかり。

 

 

60 才まであと少し…

あっと言う間にくるわよ。

 

映画の内容は知らないので、

それでいて勝手に考えた自分のとりあえずのPLANが…

 

75才を待たずに、いつあの世へ逝っても大丈夫なシンプル生活にしておくこと。

体の声をちゃんと聞いて、健康でいること。

健康保険をもらえるように長く静かに働くこと。

もし何かあって無理な時は、頭が回る内に、国民健康保険に変えること。

 

仲間とはボケなどの変化の会話はしてもらえる人間関係を築いておくこと。

 

もし倒れ、重篤な場合は

「本人は清掃中でも、通勤中でもいつ死んでもいいって私達に言ってました」とお医者さんに伝えてもらうことを頼んでおくこと。

 

 

75才以後の私?

もう働けないので、

自宅近所のマンション掃除を少し。

 

気がついたら道路で倒れて、見つけられ…そのまま…にしたいと思ってます。

 

映画…

見た人の感想を読むと厳しそう。

胸に痛みが来る?

もしかして、落ち込んだら困るから、近い人とか誰かが見て、その感想を聞いてからにしようかしら、と思っています。