60代後半の女性の方達とのお話。
さすがに話が豊かで人生のいろとりどりや重さや感動があって素晴らしいです。
そして今までの私を見ていて、そのわずかな時間で私を見抜いています。
今日は時間がありましたので私のことをお話をしてくださいました。
私の良いところ、悪いところ。
はい、その通りです。
ずばっと言われても全く傷つかないですし、ありがたいと思える自分になりました。
そしてその後に
「治し方も教えますよ」とニッコリ笑って言われると背筋がぴしっとなります。
さすがに昭和の時代に生きた人達の考え方は
“悪いところを相手に伝えて、それを認めたのを確認して治す”
ええ、優しく柔らかく、などではなくて
「はっきりさせましょう」
その先に
「治す?そのままにする?」
わかりやすい。
優しい時代に生きた人達では無い。
頑張って日本を作ってこられた人ばかり。
とにかく頑張れ、頑張れ、という時代に生きてきた人。
その先輩達の頑張っている背中をみて仕事をしていきた自分がいました。
私の親の世代よりちょっと下の方たちですが、みなさんと話すと本当に目が開きます。
思い出しますわ、自分が若いときに、この世代の人達に鍛えられたことを。
そのお陰で今まで生きている自分もあります。
時代の色に染まっていて、がんばりすぎた自分がいるので、
今の優しい時代には・・確かに時代遅れの色で生きているかもしれませんが、
先輩たちからまだまだ聞きたいことがあります。
人ってどれだけ素晴らしいということを、もっと知りたいのです。
昭和、平成・・来年は新しい年号。
平成の人ももう30歳。
とにかく優しい。
そして無理をされずに自分の心を静かに受け取る。
仕事も人との関係のことも、お金の考え方も、昭和とはやはり違うのですが、でも今だからこそ必要な考え方だと思いました。
平成の人たちからはこの時代の考え方を教えてもらう度に
時代の風の方向や温度を呼吸の中に取り込んでいます。
すべてを合わせることは今まで染まってきた色があるので、休むことも頑張るという力が働いてしまいますが、
生きている人達と楽しくお話ができるおばあちゃんになりたいと思っています。
生きているうちにしたいこと。
それはたくさんの人の人生を見て感じて・・
心を感動させ、この身に生きているという実感をして、
人として豊かな経験をしていきたいと思っています。