年金はいくらもらえるの？という清掃員女子会話（平均年齢６０歳以上）をしているところへ男性が来られまして、一緒に語り合うことになりました。
普通で７～８万円ぐらいのお話ですが、多くても１０万円ぐらい。もっと多い人でも１５万円ぐらい。
「２０万円欲しいわね」というお話から・・
８０歳代の方のお話がありまして、そのご主人が８５歳。
３５万円もらって居るというお話。
みなさんで「羨ましい・・」と言った後に少しの沈黙・・
「まぁ年を取っているからよね？」
「そうよ、年齢があがるとね」となんとか心のフォローの会話をしてその場の空気を戻そうとしていました。（切ない・・）
その後、入ってこられた別の清掃員の女性が
「何のお話？」と参加されまして、年金の・・ということを伝えると彼女が
「○○課のAさん（６６歳）３５万円だそうよ」と言うので
「え～若いのに？」とみんなで驚いていると
「○○大学（某有名）を出て、商社に入って海外で仕事をして、それで定年になって・・家に居ても暇だからここに働きに来たんですって」
「へぇ・・」
心なしかへぇ・・の声が小さい。たぶん、３５万円というのはここで働いて居る人達（主婦、年金生活の方、ダブルワーク）で月給にも届かない数字、という空気が流れているのを私は察しました。
もちろん私も今まで月給で３５万円は頂いたことがない。
「３５万円でしょう？ここで働いて月・・○○万円でしょう？それなら毎月旅行へ行ける意味がわかったわ」と先輩が言われたので他の人が
「毎月旅行？」と驚くと
「うん、韓国は２泊３日だって。３日連休を取れない場合は沖縄や国内旅行ですって。それで連休を必ず取るそうよ毎月」
一同シ～～ン・・・
息子、娘・・孫・・
大学へ行かせるために働きに来ている人はたくさんいます。
わかるわ、お金がかかるけれども人生が違いますものね。
働くみなさんの背中を見ていると大変さがますます滲んでみえてくるようでした。
