老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

怖い、怖い…

午前中だけの仕事を終え、家へ向かう途中、カラオケ店の看板が気になり…

へぇ〜一人カラオケ、こんなに安いのね、とおもって立ち止まり、ふと下を見ると…

 

きゃあ〜〜〜〜〜〜〜!

スマホが落ちてる!

クレジットカードも入ってる!

長距離の定期券も入ってる!

怖い、怖い、怖い…

早く届けなきゃ。

…ということで交番へ。

 …で、誰も居ないので本署へ電話をして、おまわりさんが来るのをひたすらまつことになる。


そしてやっと来てもらえて…

お礼なんていらないから…簡単に名前と電話番号を書いておまわりさんにお願いして来ました。

 

怖いわ…

自分が落としたらどれだけパニックになるか。

 

そして、それが終わり、

銀行に住所変更へ。


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ネットでもできるのよ。

でも…字が小さいのよ。

多分、銀行の入口に操作できる機械のブースがあるから、それを使えばできるはずよ。

銀行の入口に入ると、

え?

え?

人が並んでいる…

え?

どうしたの?

え?

え〜〜〜!

アルコール消毒のそばのポスターに

「予約制です」と書いてある。

はぁ????

予約?

銀行が?

いつから? (心の声)

案内係の女性が…

「申し訳ありません。本日から予約制になりました」

「えーそれは年寄りにはキツイですよ。私ももうすぐできなくなる時に近づいてますし…」と笑いながら話しました。

 

予約はもちろんネットから。

え?

どうするの?

ご年配の方たちは。

ネット予約なんてできないわよ。

 

案内係の女性が

「私も年を取ったらできなくなると思います」

 

あのね…日本の人口の何パーセントが60歳以上になるか知っているの?

恐ろしいのよ。

 

 そしてなんとか操作して…

完了。

 

それから年金事務所へ。

ハガキが来て、見ると、年金の住所が変わっていなくて、電話をすると

「事務所に来てください」と言われ…

行きましたよ。

電車に乗って。

そして…窓口へ行くと…

「予約制です」の紙が貼ってある。

 

はぁ?

また!

もぉ…と心で思いながら担当窓口の人が来るのを待つ。

…待つ。

 

そして説明をすると年金番号を聞かれ、

答え…

調べてもらい…

待つ。

 

その間に受付の所に男性が来て、

要約すると…

年金の連絡が来て、開けてみると、貰える金額が2万円も下がるって書いてある。

一生懸命働いて、夜も、残業もしているのに…なぜ下がるのか?と言うこと。

 

う〜それは怖い。

どんなことになってるのよ…

何が起きてるのよ。

あのお客様に。

あれが自分だったら怖いわ…

でもいつかは自分の身に降りかかるかも。

 

そして先程の女性が来て、

「お客様、住民票は変更されましたよね?」

「はい」

「変更して3週間過ぎると自動的に変わるのです」

「え?変わってなくて…それでこのハガキが来たのですが…」

「変ですね」

「(いやいや)…まぁそうですね」

…しばしふたりとも無言。

そして窓口の人が

「お客様のは変わりますからこちらで変更しなくてもいいですよ」

「そうですか、ありがとうございました(来てくださいって電話で言われたのに…)」


でも言わないのがオトナ。

そこは我慢。

だって彼女が電話の人ではないから。

 

 

それから…今回のマンションの家賃の振り込み用の銀行が必要で…

口座開設へ。

 町中の小ぶりの銀行で良かったわ…

窓口の女性といろいろ話をして…

「どんどん変わっていくので私も年を取ったら無理です」

「あと数年もしないうちに窓口の人がいなくなり、スマホタブレットで口座開設云々ですね」


 でしょうね…

そうなりますよね。

 スマホがサクサクできなきゃ何もできない、

病院、銀行、予約も取れない、

ボケたら終わり。

ID.PW、印鑑、通帳が見当たらなくて困ったというお客様も増えて…

何にもできない。

身動きできない。

本当に怖いわ、この先が。

 

便利になったの?

いえ、違うわ。

不便になったのよ。

年寄りには。

この世の全ての人が全員年寄りになるのにね…