老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

どこにでもおられる・・

時間に隙間があったので、超短期、短時間バイトに行ったことがありました。

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ほんの数時間ですし、お友達からも

「たぶん仕事的には楽だと思うわよ」というお話もあったので。

それに家に居ても仕方が無いので。

(一人暮らしの寂しさから離れたい、と会話聞くことも多いですよ)

 

何かあっても短期間ですので我慢できるかしら?と思いました。

 

そしてそれが・・短時間なのに超強烈な「どこにでも一人はおられるタイプの方」がおられました。

「初めまして」とご挨拶の後から

「仕事出来るの?」と一発目のご挨拶。

きゃぁ~~~~~

来たぁ~~

超強烈!!

心の底で

「たぶん慣れたらあなたよりは早いかも。だってここより大変なむっちゃ凄いところで働いて居たから」と声に出さずに思いながら、

「よろしくお願いします」とやんわり返す私。

 

また心の底で

「嫌なら辞めるから、ニンマリ」

 

仕事開始。

私の教育係の人の顔を見たらわかるわ。

「相当あの人キツイですね」と私はあっさり言うタイプ。そして返ってきた答えが、

「・・です」

 

聞けば、次々辞めていく職場。

仕事は普通量。

 

「あの人さえいなければ・・・」という低い声に変わっていく気持ちがわかる。

 

あっちの方からこっちへ何か感情的に言っているのが解るけれど、か~~るく無視。

「あとでなんか言われたら私のせいにしてください」と教育係の人に言うと

「ありがとうございます」と頭を下げている。

「いやいや頭なんて下げるところじゃないので」

 

それほどみんなは恐れている。

 

私のそばにきてあれこれ言っているけれど、聞こえない。

そんな怖い声は聞こえない(苦笑)

 

理性で現実の仕事だけ話してね。

 

教育係の人が

「大丈夫ですか?」と聞かれたので

「あのタイプの方がどこにでもおられますので慣れています。私より回りの人の方が可愛そうですね」と言いました。

 

感情むき出しでこっちに来るので、仕事の気持ちにならないと思う。

仕事に来たく無くなるのだから。

それで当日欠勤の多いとか。

 

・・ということでここの職場は短期なのでそれまで我慢して、

冷静に対応(と言っても、は~いぐらいの返事で返していました。笑)できる自分にしておかないと年齢が上がるにつれて感情コントロールができないのが現実の老化現象なので。

この人より、周りの人をなんとかしないとしんどいと思うから。

 

それで滞在期間中に、職場の人達とすれ違ったおりに触れて、笑顔と

「しんどいでしょう?」と声を掛けて、少しでも思いを出させて・・

 

すると私が派遣であったことを聞いた人たちが

「どこか良いところ知らないですか?職場を変えたいから」や、

「マンションで働こうかと思うけれど、選び方を教えてもらえる?」など声をかけてくださるようになり、

清掃の仕事を選ぶコツを教えてあげることができました。

 

腰が痛い。

膝が痛い。

手が痺れる。

肩が思うように回らない。

通勤が大変。

近所に仕事がない。

午前中しか働けない。

夜、少しでも働きたい・・・

 

人には生活があって、お金を稼がなければならない理由が存在するのです。

そして痛めた身体でまた働くのが辛いのです。

 

そんなことも解らないで人にあれこれ言う人は人の心がわからないのよね。

 

自分だっていつ身体が動かなくなって・・

もしかして何かがあって首も動けなくなるかもしれないのに。

 

どんな病気になってどうなって、

身体も、心が壊れるかも知れないのに。

何がきっかけでいっぱいいっぱい泣くときが人生の先にあるのに。

 

きつくいう暇があるなら、自分の心に1回言ってみたらいいのに。

「仕事はできるの?」と。

その意味、解っておられます?

仕事って作業もあるけれど、人様のお力を借りて共に同じ時間を越えていくことなのよ。

 

 

・・・ということで、この職場は期間完了。

この間、辞めたいと思っておられた方々のこれからの仕事、生活の方向性を整理してもらって

「辞める決心ができたわ」

「取説ができて少し気持ちが楽」という笑顔を頂きました。

 

私が欲しいのはお給料と、

身体を動かして仕事を完了させた充実感。

 

そして一緒に働いた人達と

「今日、無事に終わってよかったね」の笑顔です。