台風前、
一年に一度のMRIとMRA検査へ行きました。
前日 夜はちょっとドキドキ。
血管が狭くなっていたらどうしようなど余計なことを考えてしまうお年頃。
とりあえず早期発見に行くのよ、ワタシ。
偉いのよ、ワタシ、と自分に言ってキモチを前向きにするしかない。
開院１０分前に行くと、私より少し年下の女性が一人立っていました。
「おはようございます」のご挨拶をしてすぐに
「暑いですね」
と、
「台風来ますね」。
ふと後ろを見るとシルバーカーを押している高齢の男性が来られたので、
私が
「お先にどうぞ。私は検査だけなので」と言うと、その女性も順番を男性に譲りました。
男性が先頭へ。
３人でまた台風のお話。
互いにここまで来るための経路を教えあい、
それでも疲れるよね、と。
互いの病名を話し、
女性は昔、頭が痛くて倒れ、
痙攣が始まり、
救急車で運ばれてからずっと脳神経内科と脳外科の二種類を受診。
男性は年齢的にいろいろ問題が出てきて２週間に一回のお薬をもらいに。
私は特に問題はないのですが、
家系の病名があるのと、年齢的に心配なので年に１度の検査というお話をしていました。
3人とも世代が昭和なので話が弾みましてね。
頭の病気の不安を経験し、超えた人たちで笑えるってこんなに心が楽になるのね、とつくづく思いました。
その後にはかなり足腰が弱っている男性が娘さん付き添いで並んでいまして・・
はぁはぁ言っていましてね。
うう・・見ているのも辛いです。
病院のドアが開いて、お互いに自分の目的の場所へ行きまして、
私的にはもう少しお話したかったわ、と思いました。
玄関ドアが開いても受付開始まで３０分、
検査を受けるまでに３０分。
検査自体は１０分。
それから先生の診察はスタートが９時なので、一番に会えるとしても２０分。
さぁ、軽い頭の体操です。
私は何時に病院の玄関に並んだでしょうか？
（秒針の音）チッチッチ…
はい、わかりましたか？
逆算は頭の体操に持って来いなので、
たまに試して見てください。
担当の先生のところで待つと、
あら、さっきの玄関のところで会ったあの女性が一番で入って行くのが見えました。
私は２番で入れたので、助かりました。
脳と血管の結果は
問題なし。
「また来年だね」
「はい。ありがとうございました」という挨拶で終了。
3分ぐらいで終わり。
先生にはこの後大量の患者さんとお話をされるとわかっているのでご負担をかけないようにさっさと帰るようにしています。
次回一年後の予約の順番を聞けるまで２０分。
それからお会計の清算が完了し、
お支払いを済ませるまで１０分。
長っがぁ～～～～～い。
これでも完全予約。
今この年齢でこの疲れですから、
もっと年を取ったらどうなるのかしら？と微妙な不安を感じます。
お会計をしようとしたときに、
あら、朝のお話をした女性が座っているわ、と気づき、
お会計を済ませてから話しかけると嬉しそうにしてそばに呼んでくれました。
「お疲れ様です」と互いを労い合いましてね、私が
「同じ◯◯先生ですね」と話すと
彼女が
「先生は古くから来ている患者さんしかもう診察しないそうですよ」と聞きました。
あ・・わかりますわ。
腕の良い先生ですし、当然指名は多いですし、
でも年齢的に新患さんは無理でしょうね。
新しい患者さんっていろいろ調べたり、病気を探ったり、お薬の調整をしなければならないので。
そして脳神経内科の先生の名前を教えてもらいまして（念のため）、
記憶しておきましたよ。
彼女のお会計の順番が来たので
「また来年会いましょうね～それまでお互いに救急車で運ばれないように気を付けましょうね～」と手を振ると
「は～い」と言って手を振って見送ってくれました。
来年、会えるかしら？と思いながら
あ、LINE聞いておけばよかった・・
いい感じの女性だったのに、おしいことをしたわ…
とりあえず血圧と食事、
それと水分に気をつけるように言わるていますのでガッチリ守ります。
頭は大切。
皆さんも受けてくださいね。
自分と家族のためにも。
