昨夜友人から連絡が来て、
「明日時間が空いたので蕎麦を食べたい」と言われ、
「それなら少し歩くとミシュランの星を取った蕎麦屋さんがあるわよ」と連絡をしまして今日行きました。
住宅地の中にあるお蕎麦さんです。
早速人が並んでいました。
私達は二番目。
そしてカウンターに座り、友達は牡蠣蕎麦、私はにしん蕎麦をお願いしました。
ここのお蕎麦はニ・八蕎麦。
細めの品のある打ち方でお出汁は京風で優しく、柔らかく後味ですっと広がる風味があります。
運んできてくださった時に柚子の香りが一番最初に入ってきました。
お出汁との調和がまた食欲をそそります。
ニシンも柔らかく身がほぐれ、ニシン独特の油も穏やかな香りを残しながら蕎麦に仲良く合っています。
友達を見ていると最後まで汁を飲み干していました。
つまり、美味しい!
さすがミシュランの星のお店です。
たまにお品のある美味しいものを食べると自分も整うわね、と2人で話しました。
食べ物で自分が出来ているんですものね。
その後友人とお互いの近況を優しく会話していました。
このコロナのご時世、仕事を失う人の多さ、です。
仕事があるだけありがたいわよね。
「美味しいって幸せね」と2人で話をしながら公園へ移動し、ベンチで会話をしていました。
彼女も派遣でお仕事をしています。
派遣先で起きる様々な「人ってわからない」の話をしては
「そうそう、そうなのよね」と頷いていました。
・挨拶をするとうなづくだけの事務員~おはようございますの返事が「うん」
・問題は人間関係を見せる~逃げた方が長く勤められる
・派遣切りはいつ?~紙が無くなる日
・上司の転勤、異動で巻き起こる社内の不穏な風~実権を握るのは誰?
いずれこの題名でブログを書くことになるかもしれませんね(苦笑)
私の方は
・派遣は単なる派遣~質問が返ってこない日々
・契約は単なるその場だけ~変わるってなんなん?
・・等、お互いに話しを聞いてもらっていました。
「どんどん周りの複雑な色に染まるので良い店に行って自分を整えるのは必要よね」と二人で笑いました。
人に会って気づく事があります。
彼女を見ていて思ったのは
「ちょっと元に戻ってきたみたい」。
リモートで今感染拡大を防いでいますが、早く落ち着いて、美味しいものを食べながら人のぬくもりの声を聞き、話すことが一番心が整うわ、と思います。