仕事で遅くなり帰宅すると夫から
「ご飯、まだ?」。
お互いに仕事をしているのに夫は何もしてくれない。
子育て、家事に協力してほしい、と何回も話しをしたけれど
「それなら仕事を辞めたらいいよ」と言う回答。
え?
結婚前には協力するって言っていたのに…
ある程度子供が大きくなったら離婚を考えている女性のお話を聞いていました。
「私、間違えていますか?」と聴かれたので、
「同じお話ができる方たちにここに来て、と連絡したとしたらこのお店を満席にできますよ」と話すと、
「やっぱり」と言われました。
女性は両親に相談すると、
「○○(夫)さんは良い人だから子供のためにお前が我慢しなさい」と言われ、自分の事を全く理解してもらっていない、と感じ、
「話しを聞いて欲しかったのです」と泣きながら話されていました。
そして…
「生まれて始めて両親に○意を持ちました」と言われました。
それほど切羽詰まっていたのです、彼女の心が。
他の女性のお話では、夫が不倫していることを両親に話すと、
「別に浮気なんて気にしなくていいからお給料だけもらっていなさい」と言われ、離婚を反対され…
「友達の家は離婚して帰って来なさいと言うのに…私の家は助けてくれないからこれから先の生活に絶望してしまいました」と話されました。
ずっと話しを聞いていると、少しずつ整理されて、
離婚への決断と行動しようとする意欲が出てきます。
その後にやっと調べたり、役所などに行って具体的に形になるのです。
離婚って大変。
だから支えが欲しいのに…
本人の決断を尊重してあげないと、
心に傷やヒビが入っているのに、崩れて精神的に壊れてしまうのに。
可哀想に…
自分の心を保てるようにせめて話せる相手になっていますが…
毎回このようなお話を聞くたびに
映画でチベットのお坊さんが
「困っている人を助けるのに理由が必要なのか」と言うシーンを思い出します。
離婚させたくないのはわかりますが、
大切なのは本人さんの気持ちということを思い出してあげてください。
まず一番最初に心の支えとなり、助けてあげられるのはご両親様ですので。
その手を離してはいけませんよ。