自分の駅に到着。
階段は人が多いので極力エレベーターを使うことにしています。
乗ろうとすると後ろから、私より少し年上の感じで足が不自由な男性が来られまして、
「ゆっくり来ていいですよ」と声をかけると、
「ありがとうございます」と会釈をしていただき、その方を待ちました。
二人でエレベーターに乗り、すぐに男性が、
「足を痛めてね、歩けないんですよ」と話されまして、
「それは大変ですね」と言うと、
「昔は年寄りを見て、どうしてあんな歩き方をするんだろうと思っていたけれど、まさか自分がそうなるとは思わなかったでしたよ。
糖尿病を甘く見ていました」と言われました。
ああ・・・
そうなんですよね。
若いときは自分はああならない、と思っていても、
いずれ自分も年を取ってそうなる。
あちこち痛くなる。
不自由になる。
日々痛い。
どこかが痛い・・
そう思い出した。
おじいちゃんもおばあちゃんも、
両親も、
親戚の人も、
近所の人も次々痛くなる。
「実は私も今、整骨院に行ってきて帰ってきたばかりです」と話すと
「そうなんですか」と言われたので、
「とにかく静かに、ゆっくり歩いてくださいね」とお話しました。
その男性はエレベーターを降りて、静かに横断歩道を歩いて行きました。
私はその背中を見ながら
自分の心に痛みを感じていました。
ああ・・年を取るって・・痛いのよね。
こんなはずじゃなかったと思うのよね・・
そして体の不調は心の不安になって、老後が悲しくなるのよね・・と思いました。
痛くても笑えば少しは楽になれる。
でも、最近笑えることがなくて。
ちょっと本を読んだり、
YouTubeをみて楽しんだりするぐらいな静かな時間がほとんどで。
仕事中は笑いはなしですし(苦笑)
若いときみたいにわいわいできなくて。
・・そういう友達もいないし。
いろいろ考えながら帰宅。
家に戻って
溜息を一つ。
あの男性・・ちゃんと家についたかな・・・と思ったりして。
そしてこの経験から
「お菓子はやっぱりもうやめないと」と思いました。
頂き物はその場で食べないで、持って帰るか、ほかの方に差し上げるとか工夫しないと。
そのほか辞めなければならないことを模索中です。
そして食べることだけではなくて、ストレスも体調に影響するので、
笑いを求めて何か開始します。