老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

そんなことを言われても…

お仕事を終えて、喫茶店でランチをしていました。


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マッチングアプリからメールが来まして、

新しい男性からのお問い合わせ。

 

60代後半で…

メールでお話したいということでして、

とりあえずスタート。

 

お互いの趣味などをやり取りしましてね、

そして男性から、

奥さんは死別して…の文章がありましてね、

それから…

とってもとっても長文で…自分の後悔が延々と書いてありまして。

 

この気持ちをどうしたらいいか、ということでして。

 

え?

私が回答??

…というか、

ここは出会いの場であって…

 

確かに愛する方を亡くして…

その苦しみは何にも変えられないほどのものと察しておりますが…

御夫婦の愛の歴史を私に言われても…

 

どうすることもできないので…

 

死はあがいても抵抗できなくて、

元に戻すこともできないですし、

お話を聞くとしても、

延々と繰り返して愛を語られても…

 

生きていることは死と紙一重でして、

私は

「死ぬために生まれてきているし、生まれるために死ぬ」と思っている人なので…

 

お釈迦様のように解脱されていない限りは繰り返す輪廻の中ですし…

 

そうなればまた愛する奥さんと会えるし…

なんて言葉は言えないですし…

 

私に何を?

 

というか、

きっと心をなんとかしたくて他の複数の女性にも同じようなメールをされているのでしょうね。

 

 

永遠に癒えない傷は誰にでもあると思います。

愛ならなおさら。

 

だだ…この男性に伝えたいのは、

愛する奥様の想いをどんなに硬く抱きしめてもあなたが望む温もりにはならないの。

 

でも死ねば愛が終わりではないはず。

死んでしまってなお愛する、もっと深くなる愛こそが夫婦ですし、

あの世に伝えられる、届けられる愛もあると言うことに気がついて欲しい…と思うのです。

 

愛別離苦

若いうちに経験しておいて良かったかもしれない…

今のこの年齢なら、

う〜んどっちかな?

超えられるかな?

それとも苦しむかな?

 

愛って…

辛い。

でも…凄いと思っています。