大人になってありがたいことは
「何回も経験していることには起きた事と受け止めるまでの間を開けることができて整理しようという決意もできる」こと。
何かを見ていて‘嫌だな・・’と思った時、今までなら不快のまま少しの時間やたくさんの時間を過ごしていましたが、今なら
「なぜこれに不快な思いをするのだろう」と思える余裕と間が出来ました。
冷静になんてなれないのが人間なので、きっと過去にキズやらなにやら受けた部分が風に触れただけで反応しているのか、もっと深いところから痛い、痛いと叫んでいるのか。
実はですね。
奥歯のブリッジが外れまして、それで新しい保険適用外の部分入れ歯を入れたのです。
とっても美しく、とても快適な・・ハズ、でしたが、私にとってはとても異物感が非常に強く、
「まだ微妙になれませんけれどなんとかします」と遠回りに話していましたが、
先生から
「他の方は保険内の部分入れ歯からこちらに変えて楽になったと言われるのですが」というお話。
私は入れ歯ではなくてすぐこちらの保険外のものを作ったので、入れ歯経験は無く。
なぜにこんなに自分だけ反応する?と思っていました。
そんなに神経質ではない性格なのですが・・
年を重ねるとみなさん、部分入れ歯になります。
それから少しずつ歯が減っていって・・入れ歯。
歯科医の知り合いから聞くと、
「保険適用の歯の方がかみしめる力も良いのです」と聞いてはいましたが、金具が見えるのが・・微妙な。
それで保険適用外のを入れましたが・・どうしてこんなに気持ちが変?
異物~~
異物~~
胸悪い(読んでいる方、ごめんなさい)
この「異物感覚」はなぜ?
・・で、深呼吸~~~~
ん・・・
なぜ気持ちが・・・
力を抜いて身体の感覚を受け取ってみました。
椅子に座って呼吸を深くして。
ん?舌が常に・・部分入れ歯をなめている。
確認しているんですよね、異物として。
・・そこまでは普通。
まぁわかります。
でももっと深いところは何?
心の本棚は・・何が並んでいるの?と思いました。
すると・・
ビシビシに入った本棚のイメージが浮かんできて。
・・あ~そうなの。
この締め付け感が嫌なのね?『ワタシ』。
・・『ワタシ・・その他は?』と本棚に聞いてみると・・
背表紙の堅い本がドンと入っているイメージで本棚の板が曲がっている。
自分に無理しているのね・・・とわかりました。
それで・・『ワタシ』に
「時間を短くして午前中とか、午後とか一日数時間のみというのはどう?」と聞いてみたら・・
「それならいい」という感じで本の重みが軽くなった感じ。
お医者さんも衛生士さんも
「なれますよ」と言っていただきましたが、どうも私のこころは
「硬い物」に対しての抵抗がある。
ええ、そうなの。
私もワタシも触るものは柔らかいものが好き~!
食べるものでかじるものは硬くてもいいの。
・・ということで硬いものを食べるときだけということで時間をだいぶ減らして使用することにします。
そして今日は本棚に負担がかかる本数冊処分が決まりました。