老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

清掃のお仕事の帰り道に。

清掃のお仕事の帰りに地下鉄に乗り、座っていると、隣の70代の女性がキャリーバッグを引いていまして、私は自分の席の横に座って頂くために少し場所をずれるように座り直しました。

 

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その女性は会釈をしてから座られて、私に

「ありがとうございます」と言われました。

 

笑顔の素敵な方でしたのでこの方でしたらお話できるかしらと思っていると、女性から

「寒くてかないませんね」と言われたので、

「ええそうですね、身体がついていきませんね。(キャリーバッグを持っておられるので)そのバッグがあると荷物が楽ですものね」と答えると

「ええ、そうなんです。お買い物が楽です」というお話を少ししました。

 

それからお仕事のお話になり・・

「今お仕事の帰りですか?」と言われ、

「ええ、アルバイトの帰り道です」と答えると

「働けるって幸せですよね」と言われました。

 

その女性がお話をするには・・

ご主人様が80歳、自分は70歳で、年金暮らし。

収入はそれしかないので生活は余裕がないですし・・

ご主人様は自宅にいて何もすることがないのでいつも言うのは

「働いていた時の方が幸せだった」と言われるそうです。

自分は女性だから家の雑用があるけれど、男性は何もないし・・

家に夫がずっといるといろいろねぇ~と笑っておられ、

 

私が電車を降りる頃には雇ってもらえるところがあることは幸せですよね、ということを二人で話していました。

 

「では、お気を付けて・・」とご挨拶をして・・

笑顔がとってもお若い女性とお話ができたせいか、私の帰り道の足が楽になった気持ちになりました。

 

私もいずれ・・あのお年になります。

私の場合は自営がありますので、とりあえず細々と続けられますが、会社員だけの方やお体が良くない方は動きが取れませんし。

収入という面で不安になります。

 

まして『AI、人工知能』が進んで仕事が無くなるという時代に入ってきています。

 

生き残る仕事は・・・肉体労働か、インターネットの世界・・と言われているのですが、確かにこれから先の時代はそうなるのかもしれません。

 

今の職場はよく話し、よく笑える素敵な職場です。

人の温度があってのこの世の中だと思っているので、“仕事”や“働く”という場所であっても効率だけ考える世の中ではなくて、いつまでも人のぬくもりや気遣いのある世界であって欲しいと思っています。