老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

お話聞きやさん~がんが治ったものの・・

茶店でお話を聞いている時があります。

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体調がおかしくて検査で子宮がん発見。

子宮摘出とリンパを取ることを医師から勧められ、周りの人と相談。

リンパを取ると大変なことになるということで子宮だけにしたそうです。

それがたまたま結果がよかったそうで、

「リンパを取らなくてよかった、もし取っていたら身体がしんどくて動けなかったと思う」とお話されていました。

 

その間お仕事をお休み。

時々会社に経過報告をしていたそうですがあるとき

「もう働くのが無理じゃ無い?」と言われたり、

「会社で人員削減するのでそのときには辞めてもらうから」というところまでなり・・

結局辞めることになったそうです。

 

現在、50才、無職。一人暮らし。

前の会社を辞めた理由や病気のことなど話すと空気がおかしくなり、当然のごとく

「採用できません」という通知をもらう。

そしてある会社では

「診断書を出してください」と言われ、病院へ行き、出してもらって会社に提出して・・もう一週間がすぎて返事がなし。

「仕事がどこかにありませんか?」と私に聞いてこられる顏が切ない。

 

再発するのではないか?

そんなことは本人にもお医者さんにもわからない未来。

「働きたい」という気持ちがあるのなら使用期間があるのだし、様子をみてもらいたい、というのが労働者の権利だと思うけれど。

それにひっくり返して言うならば・・今健康でも明日病気になるのかもしれないし。

病院で

「大丈夫」と言われていて本人が頑張るというのだからそれでいいのだと思うけれど、未来の発病まで言われたら立つ瀬が無い。

 

履歴書が必要ない仕事はあります。

それに清掃は誰でもできるし、場所も人間関係もいくらでも変更が可能なのです。

・・というお話を彼女にしました。

 

何歳でもいつか病気になります。

編み上がりの身体でも短時間からスタートして・・

徐々に時間を増やすことも可能です。

 

それに清掃だけにこだわらず、ネットで探してみてください。

そして行った場所が合わなかったら辞めて良いと思います。

根性は病気と闘う自分にとっておいたほうがいいと思います。

病気で散々辛い思いをしてきて、また仕事で心のエネルギーを使うのはしんどいでしょう?

 

「がんや無職のお話なんてできなかたので辛かったでした。話を聞いてもらえてよかったです」

誰にも言えない話はたくさんあります。

みんな、みんな・・切ないのです。

そして頑張って生きているのです。