病院勤務の方がコロナになったそうで・・
可愛そうに・・
自宅待機。
一気に人手不足。
「どうしても手が足りないの、助けてもらえますか?」ということで、頼まれて、
それなら人助けということで期間限定の久しぶりの病院清掃勤務。
そこで聞いた話が、
「あの人大丈夫?」という会話。
つまり濃厚接触者にはならなかったけれど、その人と話しているであろう人達への質問。
つまり、
あなたは大丈夫?という質問。
「何回も聞かれて辛いのよ」と私に切ない気持ちを訴えてくる。
ここ、病院でしょう?人に対する心遣いはどこへ?と思う。
でもわかった。
コロナになっただけで人間関係が見える。
「心配してくれる人もいるからまだ勤められるのよ」と聞いて、やっぱり長年働くために必要なのは人の温かい言葉、と確信した。
ああ・・
コロナって誰でもいつでもかかるのよ、とまだわからないの?
かかった人だってなりたくてなったわけじゃない。
自分だって言われたくないでしょう(怒)
小さな病院だったので2日間で病院の仕事をほぼ完璧に近いぐらいに覚え、そして一人で仕事ができるぐらいになる。
しかし病棟の癖があるので、
この病棟の看護師の○○さんは、とか
この病棟の主任さんはとか、介護士さんの○○さんは違ってとか
人の癖を覚えることに手こずるのが常。
みんな同じように働けないの?
あなただけ特別な思考は辞めてほしいと思う。
みんな人に優しく生きていれば揉めるとかなくて穏やかに仕事が出来るのに・・
久しぶりに聞いた病院独特の会話
看護師
「ちょっと○○室の○○が大変なことになってるじゃない!も~~わかんないわ!」
若手の看護師
「すみません」
「も~わかんないわ!」は指導に必要な言葉ではない。
あなたの方がわかんない、と私は言いたい。
すぐわかることは
「この人のせいでみんな辞めていくのね」。
数日間の必死の病院清掃作業。
そして完了。
「助かりました」と笑顔で言われ、
「いえいえ、とにかくみんな無事に戻ってきてくれるようだからよかったですね、大変だということはよくわかりましたよ。みなさんは凄いです。これからはいつもの仲間でいつも通りに楽しく仕事をしてください」とニッコリ。
・・ということで帰宅。
で、まもなくまた
「コロナ病室はありませんが、人手不足で働いてもらえませんか?」と言われ、
それなら、と思った私がまずかった。
確かにコロナの患者さんはいない、と聞いた。
でもよくよく看護師さんの会話を聞いていると・・
「いる」。
他の清掃の方は気がつかないの?
聞くと
「居ないって言ってるから大丈夫よ」
ええ~それは違う。
看護師さん達はある言葉を使う。
ほら、スーパーや百貨店の隠語みたいなもの。
と言うことも他の人に言うと騒ぎになるからあえて“言えない”
病院で長く清掃をしてきた経験もあるので聞き耳は大きく立てている。
その勘は働くし、その部屋へ行くときの看護師さんの顔や行動は他の部屋とは違う。
持って行く機械の名前を暗記して、それを知り合いの看護師やネットで調べたら・・
あ、やっぱり。
当然その部屋は清掃の人は入れない。
つまり病院側は清掃に伝えていない。
世の中の一部の
「ちゃんとしてくれない人達がいるところ」はそんなシステムで出来ている。
(ちなみに私の友人の会社もコロナの人が出たのに隠していてその対応に問題があり、会社を辞められた人もいるというお話もあります)
「話が違う」というのももう遅い。
コロナの特効薬でも無い限り、一人暮らしでこんな年齢の私にとっては病気や事故は生活を脅かす。
理由を別なものにして潔く辞めさせてもらった。
自分の身は自分で守らないと。
きちんとしている病院は沢山あります。
良い病院を知る機会になると思います。
病院のお部屋一つの消毒に1時間はかかる、というお話でした。
これがもっと短い時間になってもっとよいお薬ができて、
偏見やキツイことを言われないような日が早く来てくれるように心から祈っています。
医療関係者の方。
清掃の方、
病院に出入りされているすべての方・・
日々お薬を作られている方・・
みなさんくれぐれもお体に気をつけてください。
私がいつも読んでいる山中伸弥先生のページです。
正しい消毒の仕方を知ってくださいね。