3ヶ月に一度のペースで診察してもらっている医院の塗り薬が足りなくなってきたので電話でお薬の処方をお願いしました。
「何時ぐらいに当院に来られますか?」と受付の女性に聞かれ
「たぶん○時には到着できると思います」と言うと
「わかりました」と言われたので、
前も処方して、受付に置いてくれていたので良かったと思いました。
そして予定通り受付へ到着。
電話をしたことと、予約の日を変更したいので、ということを話すと、
「今混雑しているのでしばらくお待ちください」
え?
ああ、まぁ・・
「はい」
そして周りを見るとご予約のお客様でいっぱい。
まぁ・・混雑しないように急患以外全予約で動いている医院だから、予約の人しか居ないはずなんだけれど。
そしてしばらく待って・・
んん・・それなら何時到着とか何か違和感あるけれど、
そこのところはおばさんは我慢よね・・
と、うずうず。
そしてやっと人が居なくなって・・
呼ばれてお薬とお薬代をお支払い。
それから
「予約の件ですが」と受付の方から言われ、
「これからはすべてネットで予約をお願いします」
「え?」
「今回予定を変更されるそうですが、それもネットからお願いします」
「え?(いやいや、今、私の目の前は受付でしょう?)」
「これが説明書なので」と言われ一枚の紙を渡され・・
ああ、まぁ
「はい」
そして
「出来るかしら」と試しに言ってみると
「出来ますよ、簡単ですから」とあっさり。
そりゃそうでしょう。
あなたはここの病院の受付だから。
でもこれを導入したのは先生だし。
先生・・
患者さんはみんな理解できるわけではないのですよ。
みんな若いと違いますよ。
年よりだっているんですよ。
私だってあと数年で60才ですよ。
スマホの字が小さく見えてきているんですよ。
え?字を大きくしたらいい?
めがねを変えたらどうって?
いやいや・・
病院って・・ホスピタリティでしょ?
私の病気はあまり知られていない病名で、でも若い人から年配の人までまんべんなくあるらしく、なかなか治らないと言われずっと治療していかないといけないことと聞いて覚悟しましたが・・
つまりあの世へ逝くまでの受診予定なのですが、
スマホ、できますか?
うつろな老眼で。
今はいいですよ。
できますから。
でもまたシステム変えるでしょう?
え?
「今できたらずっとできる?」
いえいえ、
年を取るって解っておられていますか?
先生だっていずれスタッフに何を言われているか解らない単語を言われる時がきますよ。
そんなに、
そんなに事務の電話対応が大変ですか?
それならいっそのこと、電話予約管理会社に依頼したらいいのに。
大きな病院って予約管理部門が別だし。
お会計が大変なら今、個人医院でも導入している自動精算機というものがありますから受付の女性は少なく出来ますよ。
これって
スマホが壊れたら・・終わりよね。
仕事を休んで携帯電話会社に行かなきゃならないし。
若い人は良いのよ。
すぐできるから。
ただ苦手とか年寄りの患者さんが困るのですよ。
一日心を休めて、次の日、もらった紙に従って操作。
できましたよ、予約。
でもね・・この操作。
私何歳までできるのかしらと思うと悲しくなり、
「息子(娘)に予約してもらった」と聞く度に
そうなのよね・・その言葉も子どもが居ない人にとって寂しく聞こえるのよ、と思う私でした。