今日はテナントビルでほとんどが洋服屋さんのテナントビルのお掃除。
若くてスタイル抜群、とにかくきれいな女性や汗の匂いなど絶対しないような若くてスタイリッシュな男性がたくさん働いています。
ファッション…と言えば聞こえは良いですが、開店前はほとんど倉庫会社のようなダンボールの山と格闘し、その上げ下ろしをひたすらする肉体労働…
服をビニール袋から出し、店内に並べたり、ハンガーにかけるハンギング…
体調が良くないと絶対完了しない内容の仕事がほとんどです。
30代前半までが限界かな…
それまでには辞めないと…間違いなく腰を痛める作業風景です。
つまり…30代後半の人はほとんどいないのです。
居るのは…それなりに主任とか、マネージャーとか“役”がついている人達だけ。
おばちゃんは掃除機をかけ終え、モップを床全体にかけていると、男女二人の店員さん会話が聞こえてきました。
どうやらこれからの仕事について語り合っているみたいなのですが
男性が女性に
「好きなことをしたらいいよ」と言うと、女性が
「好きなことをする前に必要なことをするべきじゃない?」と言いました。
おお〜
彼女!
素晴らしい!
すると彼は
「好きなことじゃないと続かないよ」と言ったので、彼女は
「私は優先順位が大切と思っているし、好きだけやっていたら成長しないわ。好きをするために、必要なことをするべきと思っているし」と言いました。
彼女、立派。
おばちゃん、心の中で拍手。
そうよね、
好きだけしていたら必要なことが見えないことだってある。
無駄と思っていた経験が実は後になって必要だったことが多々感じるのは、生きて居るのが長くなった人達には大いに頷ける事実。
いろんなテナントさんを見ている清掃のおばちゃんは、もっと楽で、もっとお金がもらえる会社を知っている。
だからといってそれがみんながみんな“間違いなく自分に良い会社”とは言えないし。
必要なことを…と思うならもっとたくさんの企業を見たらいいですよ、とも言いたいけれど、
ここにいて仕事や人間を覚えて、次のステップに活かすのもまた良し、とも思えるし。
世の中にはいろんな人がいて、
あなた達にいろんな影響を与えてくる。
どう受け止めるかはあなた達次第。
この会社に長くいるとしたら、その決定に必要な思考、行動がある。
ついでにあまり受け止めたくない
諦めや失意もあるので大人にならざるを得ない。
でも間違いなく、あなた達の人生に経験と生活はできるだけの給料を与えてもらえる。
最優先事項と行動を決定をすると共に
無駄と思えることを適当に棚に上げて、
怒りや不満などのストレスコントロールも自分を守るために必要な作業もある。
清掃のおばちゃんにちょこちょこ話しかけてくれる店員さんが数人いますが、
共通しているのは
「上に上がるコースを断って、今の自分が思うのは、人をよく見れるようになったことと、自分自身が冷静になったことです」と言われます。
ここにいるか、
転職するか、
いずれ始める“好き”のために“必要なこと”を是非してくださいね。
おばちゃんから言わせてもらうと、何事も健康なうちに…ですよ。
自分の病気や
怪我や、
家族の健康によっても人生の選択肢が狭くなるので、その前に…です。