マンションの外周の掃除をしていまして、そばに70才近くかしら?の女性の住人さんが来られまして
「お疲れ様です。ありがとうございます」と頭を下げられましたので、私も
「こちらこそお仕事をさせて頂きましてありがとうございます」と頭を下げると、住人さんが
「実は私も昔そのお仕事をしていたのよ」とお話をしてくださいました。
要約すると・・お掃除のお仕事をしていて体調を崩し、もう出来なくなったので今は引退して家にいる、ということです。
そして・・
「自分の人生はこれで仕方ない、あきらめるしかない、と思っているの。いくら考えても抵抗しても無理だと悟ったのよ。だから今は静かに生きているの」と言われました。
ああ・・・きっと、きっといろんな事があったのでしょうね・・
そして身体を壊してなおさら辛い目にあって。
でも今は穏やかな笑顔でこうして私に接してくださって。
胸に少し痛みをかんじながら、生きていくってやっぱり大変、と思いました。
たくさんのマンションがあり、そのうちの一つの現場で私は働いて居ます。
あのお部屋の一つ一つに人生があるのですものね・・
頑張って綺麗にお掃除しよう!と改めて思うのでした。