ファッション全開でキラキラしたビルでお掃除。
若い女の子達が大きな声で話したり、笑ったり、
さすがに繁華街と思いながら窓ガラスを拭いていました。
たくさん人が歩くと、ホコリが立つのでガラスが曇るんです。
ハンディモップでホコリを落として、それからガラスクリーナタオルで拭いて、の繰り返し。
とにかくお客様のお買い物の邪魔にならないように気をつけながらの作業です。
そこへ20代前半の若い女の子が2人…
そのうちの一人が
壁にかかっているブラウスを指差し、
「あれ、知ってる?」と言うので、
「え?何?」ともう一人が言うと
「あれ、ネットで“ハッシュタグ、デブに見える服”の1つだよ」と。
ぎえええええ〜!
女の子が何を言ってるのですか!とおばさんは思い、
もちろん声には出してませんが、
なんて恐ろしい言葉を平気で言うのかしら?と思い、
「確かに、デブに見えるわ」と2人で笑っていました。
ひえええええ〜
怖いわ、あなた達。
デブ、なんて言葉、使っちゃだめよ。
太って見える、ならまだしも。
痩せてる人から見たらみんな太ってるのよ。
太ってるのは太ってるだけであって見た目を蔑む言葉で使ってはいけないのよ。
せめてふっくらしてる、とかにしなきゃ。
あなた達だっていずれ何かの拍子に太るのよ。
ストレス、生活の変化、妊娠、出産、子育て、更年期…
ホルモンって凄いのよ。
自分ではどうにもならないのよ。
年を重ねたら自動的に太るのよ。
「この服は…」と付箋を付けられたら、商品の売れ行きも変わる。
もちろん、ハッシュタグを知らないでただ単に好きで商品を買っている人だってたくさんいる。
ハッシュタグを知ってる人で心無い人は
「それ、ハッシュタグでデブ…」の話を人にする。
怖い、怖い。
確かにあの商品、太って見える。
でもね…
オーバーサイズで着るようにしてあるのよ、あれ。
と、胸の大きな子にはとっても着やすいと思うわ。
普通のブラウスでは胸のボタンが真っ直ぐにかからず、歪むから。
使ってはいけない言葉もネット上には散乱している。
ただおばさんが思うには…
人を傷つける言葉はぐるりと回っていずれ自分に帰ってくると思ってます。