老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

お話聞き屋さん、昼飲みはクセになるかも。

私はほとんどお酒は飲まない。

飲めないわけではないけれど、飲む必要がないので飲んでいない。

年に何回飲むかしら?

そうですね・・

飲みたいな、と思った時ぐらいで、

ノンアルコールビールを数缶・・

日本酒をたま~にぐらいです。

 

外では友人や、仕事の関係なら飲みます、ぐらいの昭和のお付き合い。

そんな私に「お話聞き屋さん」のご依頼がありまして、

70歳手前の女性で、

内容が

「昼飲みに行きませんか?」。

 

へぇ~

昼飲み。

何十年ぶり?ぐらいの感覚。

 

依頼者さんには

「私はあまり飲めませんよ」とお伝えして、それでも良いということで、ご一緒することにしました。

お仕事の悩みや家庭、健康、世間話、

たくさんのお話をされていました。

アルバイトと買い物以外、外にほとんど出ないで年金暮らしのご主人と一緒の生活。

それは・・ちょっと大変。

 

2杯目を飲み干すころには

「こんなに自分のことを話すなんて初めてです」とほろ酔いのお客様。

 

彼女にとってとっても心のままのお話。

表情がたくさんあって、

感情もたくさん出して、

飲んで、食べて、

あっと言う間の2時間。

 

普段お酒を飲まない私も、

昼飲みってこんなに静かで穏やかで、自由だったかしら?と思って。

 

夜とは違ったお客様で、

そして人が少ない。

隣との距離もあるので

とにかく静か。

 

 

たぶんお昼って夜より解放されすぎないのかもしれない。

飲んだ後、後は寝るだけ、と開け放された夜。

騒ぎ飲みをするお客さんがいないので会話がキチンと聞こえて楽。

 

そして昼だから、という名目があるので、ちょうどいい自制心が効いている人がほとんどかも。

ただここはサラリーマンがほとんどのビジネス街なので、

きっとその雰囲気に上手に溶け込んでいる人たちが持っているものかもしれないです。

 

 

お客様が

「実は主人には飲んでくることは言っていないのよ」と言われたので、

あら・・やっぱり自由をもらえないご家庭なのね、とちょっぴり寂しくなりました。

 

たくさん話して、

お酒を飲んで、

ちょっとつまんで、

笑って、愚痴って、

ちょっと知恵をお伝えして。

 

お別れの時に

 「今日はとっても楽しかったです。久しぶりの美味しいお酒になりました」と笑顔が広がっていました。

 

またご依頼をしてくださるそうです。

 

 

「昼飲みしてきた」と私より一つ年下の知人に話すと自分は昼飲み派という話をしてくれて、

ビアガーデンに行きたいね、という話に発展し、

この近くでどこか・・ということになりました。

 

ただ話していくうちに

「やっぱり暑いからもっと涼しくなってから」という着地になり、

若かったら勢いで行くのにね、と思いました。

 

それで、

近隣ビルの地下飲みになりそうです。

 

飲んで歩けるうちが花。

なんて言えるのも健康な証拠。

 

これを機会に人を誘って昼飲み友達を増やそうかしら?と思いました。