お話聞き屋さんをしています。
ほとんどはずっと聞いているのですが、
たまにご依頼で、
「主人との離婚の会話を聞いて欲しいのです」というリアルなご依頼もあります。
「1人で主人と対応するより、そばに誰かがいてくれると思うと心強いので」と言われました。
…わかるわ…
だって、やっぱり女性ですもの。
ケンカになると怖いですもの。
離婚の気持ちはすでに固まっていて、
最後の最後の…詰め会話。
「勇気が欲しいです」と言われたので、
「背中に気合いを送ってあげるわ」と言い、思い切り手を叩いた音を送ってあげました。
(私は波動とか…そういう人ではないですよ、笑)
ご主人と会話をしているのをLINEで聞いているのです。
もちろん、私は発言しません。
ただ聞いているだけです。
夫婦の会話スタート。
聞いていて…
これは話にならないわ。
ご主人、逃げているだけですしね…
数十分話をして、
大事にならずに会話終了。
「背中の気合が効きました」と声が笑っていました。
その後私と少し話をして…
後日心の整理をしてまた依頼を頂くことになりました。
数日過ぎ、
弁護士さんに依頼を決め、
「1人で悩んでいたらきっと心が揺れてどうにもならなかったと思います。聞いていてもらえてただけで、支えになりました」と話されました。
「私みたいな依頼はありますか?」と聞かれることがあります。
ほとんどが初めてのことが多いですが、
人はそれぞれの悩みや、
人には言えない秘密がありますので、その都度ご相談して依頼を受けるかを決めさせて頂いています。
昨日は30代の女性のお話を2時間聞いていました。
そうなんです。
誰かに聞いて欲しいのです。
昔は家族や友達、地域の人との関わりが多かったので誰かに話せたのです。
今は人と関わらない時代。
ん…何か違う、
喜びも
悲しみも、
慈しみも、
助け合いも、
人と人が繋がっている世界が作り出すものなのにね…と思うのはわたしだけなのかしら…
古いのかな…私。