定期受診。
まあ慣れているので何を言われても大丈夫な年齢になっていますが・・
今日、待合室が混んでいまして、それでずっとモニターを見ていました。
内容は健康と食材。
ふ～～んなんて普通に見ていたのですが、
え？
え？の世界になって来ましてね、
これを食べるとこうなるのでこういう症状の人は特に食べるのを控えましょう、という内容。
それをじっくり見ていたら、変に気持ちが凹んできました。
見なきゃよかったとはまでは思いませんが、
今までさんざん食べてきたものがそんなに体に良くないの？と思う気持ちと、
もっと素直に思ったのは、
この年齢でこれだけの食材を否定されたら・・
それでなくても食欲なんて細くなる一方なのに、と。
自分のこと以外に、
人様がこれを知ったらまじめな人やその症状が出ている人は凹むだろうに。
まして高齢者ならもっと凹むわ。
でもこの食材が体の中の臓器に影響を及ぼすことを考えたら、
控えるのは当然なのだけれど、
でも、
でも・・
なんか悲しいな、と。
私は食べ物に偏りがない人なのですが、
ある人ならもっと凹むかも。
食材はですね。
今まで情報などで聴いていて当然のもの、なんですよ。
もともと言われていた物ですが、
普通にコーヒー。
これは仕方ない。
辞めるのはやめられるし。
排尿の問題が出やすいということで。
これも普通に加工食品関係。
臓器に影響・・ですね。
でもウインナーが好きなんですよ、私。
それで問題のないウインナーを購入していますが・・
子供の時からのウインナーはやっぱり思い出の品ですよね・・
ヨーグルト。
これは膀胱に問題が出るようです。
それともちろん牛乳関係ですね。
だいぶ前から言われていましたし、
病院の先生からも
「日本人の体には合わないから」というお話を聞いています。
若い時はいいのでしょうけれど、年を取ると臓器も弱りますからね。
そして一番凹んだのが、
豆乳でした。
え、牛乳を辞めて豆乳にしたのに・・の状態。
一日コップに２センチぐらいを飲んでいたり、
お腹が空いたときに飲んでいましたが、
え！それダメなの？でした。
これも臓器に刺激を与えるそうです。
そのほか、当然のごとく炭酸類。
そして生野菜。
柑橘系も刺激で良くない。
そうか、
ジュースもよくないわよね。
そうよね、
紅茶もよくないって聞いていたこともあるし。
え？喫茶店、カフェにはもう入れないのね、とか思いながら、
・・って聞いていたら年を取ると何にも食べるものが無くなっているわ、と思うでしょう？
豆乳の話が出てきたぐらいにもう心の凹みを感じまして、
あんまりじっくり見ていてはだめね、と思いました。
食べられるものを制限されるのは病気になった時には仕方ないのですが、
『もしあなたがこの症状の場合これを食べるとこうなります情報』は凹む、と気が付きました。
そしてとどめで、
診察の時に
「ちょっと悪くなっていますね」と言われ、
あああああああ・・・（心の声）
もう何回も聞いているお話ですので、
仕方ないとしか言いようがないのですが、
これから年齢を重ねて、また同じことを言われたら、
私、我慢できます、という精神状態より、
我慢しているのをわかってもらえていますか？という方向の会話になるかもしれない。
安定剤投与希望？（苦笑）
でも、ある意味そう思ってしまう患者さんもおられるかも。
私ももしかしてもっと年を重ねたら言うかもしれない。
「先生、この症状と付き合ってきて長いのですが、さすがに付き合いに疲れてきました」等、言うかもしれない。
痛い、
かゆい、
だるい、
しんどい、
辛い・・
病院受診なんてみんなそんな思い。
ということで、
何が良いかという話が出ていて、
水、
麦茶。
うんうん、そうでしょうね。
そして野菜も肉も偏らないこと。
まんべんなく食べること。
うんうん、そうでしょうね。
でもね、一人暮らしでまんべんなくは大変なのよ。
そんなに食材を買えないのよ。
工夫ね～
何とか考えないと。
そんなことを考えながら帰宅。
ベッドに座り込んで、
フッと力を抜いたら、思い出したことがあって、
年配の女性が
「年を取ると食べることさえ大変になるのよ」の意味の深さがやっと理解できたわ、と感じながらベッドに横たわり、
やっぱり受診って疲れるわ、と今日はとっても深く思ったのでした。
ちなみに受診前に食べたものはこちらです。
コーヒーとチーズトースト。
凹むでしょう？（苦笑）
