たまに古本屋さんへ入ります。
宝さがしみたいな感覚ですね。
私は人気作品や推薦文が書いてある帯を読むわけでも無く、
どちらかというと装丁を見て心惹かれたものを手に取り、
裏表紙を読んで、
後ろをちょこっと読んで、
やっと前からささっと立ち読みをして、
短時間に目に入った文章が心にググっと来たものを安く買うタイプの人です。
昨日見つけた本がこれ。
谷川俊太郎さん。
なんか、素朴なボソボソっとしているペンギンさんでカワイイな、と思いましてね、
枕元に置いてもカワイイかな?と。
それと裏表紙の…
私にはない感覚ですし、
心に新しい刺激の予感が湧いてきまして即買いしました。
今日からじわっと読む予定なので、
お茶とお菓子の用意をしなければならない、と思っています。
(ミスドへ行こうかな・・)
ちなみにこの写真の右下にある葡萄のような形の絵の意味を調べてみました。
とっても本好きな70代の方達とお話をする機会がありまして、
本のお話を聞いていました。
人によって本の中身の味わいが変わるので聞いていてとても面白かったです。
高齢者会話の行きつく先は一緒でして、
どうやったら楽にあの世へ逝けるか、です。
その時、
「私が実際に見たり聞いたりをして来まして一番楽な方法と心から思ったものがありますが・・」と前置きして、
「人それぞれの考え方がありますし、想いの深さも方向性もありますし、宗教の問題もありますが」と言うと、
「聞かせて欲しい」という方と
「今は聞きたくないわ」という方に分かれて行きました。
聞きたくないという方がおられたので私はそれ以上のことは続けませんでした。
聞かせて欲しいと言われる方は
“一度はあの世へ逝きそうになった”か、
“家族の苦しみをずっと見てきた”などを経験された方です。
2日後、あの集まった男性のうちの一人の方とたまたま街で会いました。
「あの話の方法を知りたい。でも僕は自〇志願者ではないからね(笑)
若い時に妻を亡くして子供もいないし、僕一人だから。親戚に迷惑を掛けたくないからなんだよ」と言われました。
私はこの方ならお話ができるわ、
ただ、少しこの方に聞きやすい言い方をしなければと思いました。
応病与薬、ですね。
私の話を聞いている時、彼は
「なるほど」と納得されていました。
健康の勉強をかなりされていたので、
最後も人として健康で自然に亡くなりたいという会話をされていた方なので。
「ありがとうございます。事実を教えてくれたので納得できます」と笑顔で頭を下げておられました。
数日後、
その方から一枚の紙を頂きました。
そこには
「これが僕が読んで勉強した本です。参考にしていただければ」と言われました。
ああ・・
どんな思いでこの本たちを調べ、手に取ってきたのかしらと思うと心が少し痛かったです。
あの世への決断もきちんとしておられる方なのね、と思いました。
このブログにメモ代わりに書いておきます。
いずれこの本とのご縁が出てきたときに読んでみたいと思います。
本も
人とも
偶然と必然の出会いと思っているので。