この現場の先輩にも、
「夏は“いる”から気をつけてね」と言われていた。
でも私は知っていた。
それは現場にあの渦巻の箱がおいてあったから。
地下のゴミ置き場は冷房が効いているので奴はいないが、
外と繋がっているゴミ置き場にはほとんどいる。
夏になると奴は出てくる。
今朝、仕事をしている時から右足首より5センチぐらい上が猛烈に痒くなった。
靴下をめくって見ると…
この状態。
二箇所刺されてる…
可愛そうに、刺された周りの皮膚面も赤くなってきている・・(泣)
きっかり靴下のゴムの場所。
え?今朝はまったく気が付かなかったのに・・
それだけ鈍くなってきているの?私。
摩擦が私を苦しめる…
痒い〜!
我慢。
掻いたら負けよ。
足に跡が残るのよ。
先日、看護師さんに言われたでしょう?
傷になりやすいから気をつけてくださいね、と。
うう…痒い…
我慢。
家に帰れば私を助けてくれるキンカンがあるのよ。
それまでの我慢なのよ。
でも、でも・・
刺されているところの周りだけは少し触らせて、
お願い。
それにしても、
昨日仕事中に刺されているはずなのに、
次の日まで気が付かないってなんなのよ。
う…痒い。
我慢、我慢で仕事をして、
やっと帰宅。
靴を脱ぎ、
すぐ靴下を脱ぎ、
薬の引き出しへ直行。
私の救世主、
キンカンの登場!
塗る、
息を掛けて乾かして、
また塗る、
繰り返す。
…落ち着くぅ〜
やっぱり一家に一本置いておくべきよね。
虫刺されのときにしか使わないけれど…
そう言えば…昔はおじいちゃん、おばあちゃんは肩こりの時に塗っていたわよね。
子供の時、虫に刺されて掻きすぎて、傷になり、キンカンを塗って
「染みる〜!」ともがいたこともあったわ。
わざと兄弟の虫刺されに塗ってもがさせたこともあったし。
あの頃が懐かしい。
実家の庭で、
頭の上に風鈴が鳴っていて、
スイカの種を庭に飛ばして距離を比べたり、
虫取り籠があってたくさん虫を採ったり、
川で冷やしたスイカを切ってもらって家族で食べたり…
そしてしっかり蚊に刺される。
親にキンカンを塗ってもらってふーふーしてもらった思い出。
そして
「蚊取り線香をつけて置けば良かったね」と気が付き、
あの渦巻きを上手に取れるか取れないか兄弟で比べっこする。
そして
「キンカン素人名人戦」という民謡の番組もあったわよね・・しみじみ。
そしてCMも。
あの懐かしい夏休みの思い出にいた人たちはほとんどあの世へ・・
次は私の番が来るわよね(苦笑)
キンカンのニオイが苦手な人も多いですが、私は思い出が蘇るありがたいニオイです。
これはちっちゃいキンカンです。
あら、初めて知ったけれど、会社って三軒茶屋なのね。
そしてセルフメディケーション税制対象商品なのね。
やっぱり、蚊取り線香は缶入りで、
花火どど〜んの
「金鳥の夏、日本の夏」よね。