老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

あなたのレジカゴは大丈夫?

毎日お世話になっているスーパーマーケット。

店員のみなさん、いつもありがとうございます。

お蔭でいつも便利に生活させて頂いております。

感謝、感謝です。

 

レジを済ませ、

商品をレジカゴから出してマイバッグに袋詰していると、

私の後ろから女性のお客さんが

「これ、私は買っていないわ!」と声を上げている。

振り向くと60代ぐらいのお客さん。

その手にはちくわがある。

どうやら自分は選んでいない物がいつの間にかレジカゴに入っていたらしく、

店員さんはそれを聞いて、ちくわを除いてお会計をし始めた。

 

自分が選んでいない物が自分のレジカゴに入っているなんて…

ましてちくわなんて間違っても棚から落ちて来て、カゴに入るものではないし…の代物なのに…

 

レジが終わったお客さんは

「もう〜何なの」と文句を言いながら商品を手掛け袋に詰め始め、

ずっと文句を言いながら店を出ていった…

 

その時、私はそのお客さんに言いたいことがあった。

そうなのよ、

「実は私、この風景を見たのはあなたで二人目なのよ」と。

 

二日前、同じように私の後ろの60代ぐらいの女性のお客様がガムを握りしめていたのよ。

当然

「何これ、私、ガムなんて買ってないわ!」と。

 

でしょうね、

ガムを食べるとどうなるか想像が付くお年頃。

差し歯、

詰め物、

部分入れ歯、

 

歯科で

お金がかかった大切な歯

ガムという生きて行くために絶対必要なものでもない嗜好品に接着、密着され、

何かしらの恐ろしい問題を発生させるのだから。

 

その経験ズミの人間がガムなんて買うわけがない。

 

お客さん、怒る!

 

気が済むまで怒る。

 

ガムよ、ガム!

私が買うわけないじゃない!

 

周りのお客さんからすれば

店員さんに言ってお会計を外して貰えばいいじゃない。

ただそれだけ。

 

でもそれでは済まない。

 

ガムよ、ガム!

どうして入っているのよ!

 

店員さんも答えようがない。

 

ガムが何かしらの理由で瞬間移動するなら理解できるが、

 

誰かが入れたか、

貴女が入れたかの2つしかない。

 

店員さんも両方、言えない…

ここにいるお客さん達も上記この2つの回答しかないことを知っているが

誰も言えない…

 

私も言えない。

このちくわの女性に…

 

怒りが収まらないまま女性は帰って行った。

 

現実的には被害者なのですが、

どうしても、店員さんも巻き添えの被害者に見えてしまうこの心の痛み。

 

静かになった店内。

ふぅ…やっと通常の店内の空気に戻ったわ、と一安心。

 

…にしても、人のレジカゴに商品を入れるって…

ゲーム感覚?

 

ボヤッとしていたら私もやられるかもしれないからレジ前には商品を確認する癖をつけることにしました。

 

何か不自然なことがあったとしても大きな声は出さないようにするわ。

おばちゃんとしての品格が損なわれるから。

 

でも怖い、怖い。

そしてあぶない。

 

知らない間に人のゲームに参加させられないようにしなきゃね。