老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

人生最速の採用決定

前のブログの続きとなります。

hanahanakororin.hatenablog.com

 

もう無理だわ、この会社と思いまして。

自分のポリシーとして人をいじめるのだけはとても受け入れられないと思う性分なので。

 

退職を決意してから、仕事を探す行動に移しました。

 

とりあえず興味のあるところから面接をしていこうかしら、という余裕を持って。

それで大阪でも

「へぇ~あそこの?」と言われる超億ションの清掃員の面接へ。

(写真は横浜)

億ションは経験済みなので、何を聞かれるか、どういう清掃員を希望しているかは知っているので。

まず、ホテル清掃の経験があると有利ですね。

住人さんとのご挨拶には品位が必要です。

立ち方、頭を下げる角度などホテルのみなさんから教わりました。

 

近所の人や会社の人とご挨拶をするレベルの礼儀では採用は厳しいです。

そしてお子様に対してどういう物腰でお話するかも、です。

面接での立ち方、座り方、言葉遣いを品よくすると採用されやすくなります。

 

超高級マンションではたま~~~~にドレスを身にまとわれた方などにお会いします。

その時 普通に

「こんにちは」ではありません。

深く腰を落とし、頭を軽く下げますってできます?(笑)

これができると住人さんからウケます。

 

 

 

現場での面接。

地域担当者さんとリーダーさんにお会いしましたが、

「経験者だけあって落ち着いていますね」と言われました。

ですが・・リーダーさんがとても緊張されていて、

地域担当者さんからの見えない圧力を感じておられるようでした。

お話を聞いていて、神経質なのが伝わってくる。

 

私の判断。

ここはストレスが多そう・・・(汗)

 

マンションの出口を出たときに

溜息がひとつ。

ああ、ここの勤務の空気がきっと私を疲れさせるわ。

 

数日後、リーダーさんからお電話を頂きました。

もちろん採用決定です。

が・・お断りをさせて頂きました。

 

まさか

「ストレス多そうですね。上司の方の圧力」と言うことができませんので、

「とてもハイクラスな世界を感じました。

私にはとても務められるような場所ではありませんのでご辞退申し上げます」とお話しました。

 

 

さて、二件目。

ここは手堅く行動することにしました。

大手清掃本社での面接です。

 

私はキッチリとした服装で会社訪問。

ちなみに清掃の面接でGパンにシャツという服装で来られる方も多いそうです。

 

え?本社面接なのに?と驚くばかりです。

(小さな現場では「服装は普段着で結構ですから」と言われる時があります)

 

若い、30代後半の人事担当者と面接。

立ち方座り方など昔出していた本気の会社面接エネルギーと同様な態度で向かいました。

 

面接の担当者から

「きっちりとした方ですね。清掃では珍しいです」と(やっぱり)言われました。

 

そして

「上司と相談してきますのでこのままお待ちください」と言われ、退出されている間も私は体勢を崩さず、きっちりと座っていました。

なぜなら、

あの・・あれはもしかして監視カメラ?のようなものからの視線を感じたので。

(気を付けよう。カメラがあなたを見張ってる)

 

少しして面接の部屋へ戻ってきた面接担当者の方から

「経験や物腰など見させていただきましたが、採用させて頂きたいと思います。

いかがでしょうか?」と言われました。

 

この間、わずか20分も過ぎていません。

 

 

面接後採用通知に1週間もかかる会社もあるのに凄いスピード決定ね、と思わず笑いそうになりましたが、それをこらえて

「そのように良い評価を頂きまして嬉しく思います。私のようなものでも良ければお仕事をさせて頂きたいと思います」と丁寧にごあいさつをさせて頂きました。

 

 

面接担当者からのお話。

面接時に肘をついたり、ため口でお話をされる人や、

夏にはハンディタイプの扇風機をテーブルの上に置いて、風に当たりながら話をする人もいるそうです。

 

 

「あの・・経験が長い方ですので・・実は聞いてもらいたいことがありまして」という相談を受けまして

「私で良ければ・・」とお話すると

「採用をしてもすぐ辞めてしまう人が多いのですがどうしたらいいでしょうか?」と言われたので、私は少し考えて

「あくまでも私の主観ですが、

働く人は自分なりのカタチや希望があると思います。

それに当てはまらないのであれば、時間に関係なく辞める決意をされると思いますよ。

人がそれぞれ持っている世界ですので、あなたが入り込む余地はないと思います。

ですから自らの心を痛める必要もないと思います。

上司があなたに  就職した人の離職のスピードが速いとか何かを言ったにせよ、人は人なりの世界で生きているのですからその世界を変えるだけのチカラなんて誰も持っていないですよ」とニッコリ。

「そうですよね。止められないですよね」と言われたので、

「ええ、逆に止めたらパワハラです(笑)

それに もしまた何か言われたら私に言ってください。

その上司に“令和になった今の世の中は”と 私からやんわり言って差し上げますよ」と笑いながら言うと面接の方は笑っていました。

 

 

これから老後は清掃でもしようかしらと思っているみなさん。

いくら人手不足でも清掃の世界では未経験で即採用は厳しいです。

 

「え?募集事項には未経験でもと書いてありますよ」と言われますが、

経験者が面接に来た場合、負けます。

 

まして、男性はもっと大変。

女子トイレには入れない時代ですので。

男性の方はとにかく早いうちに数時間でもいいですから経験を積むことです。

 

 

定年70歳?

いえいえ、90歳過ぎまで働ける清掃の現場を見つけていますので、

探してみてくださいね。

 

年金だけではとても暮らせない時代になっていることをお忘れにならないように・・