老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

涼ししさの中に懐かしさと田舎の悟りを思い出す。

夕方に用事を足すようにしていますが、やはり昼間の時間にも外にでなくてはならないこともあるので・・

近所に車庫を利用してジュースや御菓子、イカ焼きなどをされている小さなお店があるのですが、先日たまたま歩いている時に白い商用車が一台、お店の前に止り、ワイシャツ姿の中年の男性が降りてきて

「かき氷ちょううだい、イチゴがいいな」と言われて椅子に腰掛けられました。

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年代関わらず、イチゴのかき氷は心を幸せにしてくれる食べ物ですものね。

 

子供の時、田舎で育ちましたので、とうぜんお店らしいお店は歩いて30分以上離れたところ。

自転車に乗っても結構な距離でしたし、天気の良くないときはお店の人が配達をしてくださいました。

田舎に必ずあったものといえば、かき氷器。

 

こんな機械があって、冷凍庫には円柱の製氷器が2~3個入っていました。

これの取っ手を回して、ゴリゴリ~~

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かき氷が器に入って、そしてイチゴのシロップをたくさんかけては親に

「かけ過ぎ」と言われ、親が居ないときに一人で作ってはたっぷりかけていました。

 

もちろん作ったことがバレたら困るので親が帰ってくる前に氷が完成されていないとなかったので、逆算して時間をみながら・・でした。

 

(これで太った時期もありましたね。今は標準体重ですが 笑)

 

子供の時は暑い時に川に遊びに行きましたね。

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同じ学校のお兄さん、お姉さんに連れて行ってもらって、あぶないことはしてはいけない、あの場所には行ってはいけない。

足のこのあたりまで以上の水に入らない。

サイレン(ダムの放流)が聞こえたらすぐ逃げる。

もちろん雨が降ってきたら川から上がる。

飛び込みはここから。

あそこからしたらダメ。

 

こうしたら良いよ。

こんな遊びがあるよ。

 

お兄さん、お姉さんは一杯遊びを教えてくれました。

ちゃんと危ないこともおしえてくれました。

いつの間にか自分がお姉さんになったときには下の学年の子に同じ事を教えていました。

そうやって町や村で暮らしていたのです。

エアコンなんてない時代ですからね。

とにかく水か氷、

そして風。

団扇は必須で、商店街からもらって居ました。

 

イカに塩をかけるのは普通。

 

田舎なので高血圧云々はもういいの。

急に脳溢血で倒れても病院へいく間に命はあの世へ。

 

好きな事をしながら、

好きな家族にみまもられながら、頭が痛くなっても、心臓が苦しくても

「あきらめてる」の単語を持っているのが田舎。

 

助かってもものすごい大変なリハビリをしている都会の友達の話を聞いて、

「俺はそういうのはいらないからそのまま逝かせてくれ」と言っているおじちゃん達。

 

痛い、苦しい・・病院はない。

救急車を呼んでも都会の様に3~5分では来ない。

ましては病院まで30分はかかる。

 

病院には最新システムもなければ、専門医師もいない。

 

 

田舎で褒められることも都会で褒められることも一緒。

「~~さんは言い死に方したよね。痛いって話しててその後すぐ亡くなったんだよね。

私もそういう死に方したいわ」。

 

ちなみに私の親も昼寝をしながら亡くなりました。

大好きな「NHKのど自慢」をみながら。

 

 

できればアイスクリームを食べながら

「頭いたいな~」といい、そのまま倒れてぽっくり逝きたいですね(笑)