お盆の準備。
お寺さんに行くと、盆提灯を飾られておりました。
この写真は家庭用ですので、本堂のはもっと大きくてとっても優しい色使いでゆっくり静かに絵柄が回っている美しいものでした。
思わず
「わぁ・・・・・なんて素敵」と小声が出てしまいまして、すぐ口を閉じまして。
本堂では話してはいけませんし、小さな声で話すことが回りの方への配慮と聞いておりましたので。
提灯の中でキレイな色が回っているのです。
子供の時、実家でそれを見るのがとても楽しみでした。
くるくる電気が回っているのにその見ている時がまるで現実の時間が止るような気持ちになれるからです。
この美しさを御先祖様にわかって頂けたら・・と思う気持ちが浮かんできて・・心が柔らかくなりよね。
心が安まります。
ずっと見ていていたいです。
さすがに自分の家は一人暮らしで小さいので提灯はおけませんが、お寺で御先祖様がお世話になっているので
「これは素敵ですよね」と我が家の御先祖様との会話。
ありがたい、ありがたい、お寺様の美しさに心癒やされるわ、と思いました。
本心は・・お寺のお手伝いで一生を過ごしたい。
手を合わせ、笑顔と感謝と優しさで参拝される方のお世話をさせていただきたい。
掃除でも洗濯でも雑用でも草むしりでも何でもします。
その合間にお坊様から仏教のお話を聞かせて頂けるとそれだけで嬉しい人生になれそうです。
遙か昔、他府県で僧侶になる道のお声がけを頂き、出家のご縁もありましたが、若かったので着物を買うお金や勉強をするお金も、蓄えもなく・・
この年齢ですので、僧侶は無理かもしれませんが、お寺の雑用でもなんでもいいので・・お寺に関わらせていただけたら・・と言うのはまだ心に持っている大切な部分です。
神様も土地神様もお釈迦様も観音様も、人の心の底にある感謝という魂のご縁でつながっていると思います。
そのご縁の糸を大切に扱い、美しくきちんと張を整え、右手と左手をキレイに合わせ、心の底から、
「本当にありがたい」と思ってこれからも生きていきたいと思っています。
お寺のお作法を覚えるのが大変です(汗)
諸先輩の方々の所作、ご指導は本当にありがたいです。
年を重ねても何かしらでお寺に関わっていきたいと思います。
あの世へスムーズに行けるかしら、と下心がある自分がまだ情けないけれど(苦笑)