夜は暑さも楽になってきて、窓を開けられるようになりました。
近くの草むらから秋の虫の声が聞こえます。
実家から離れて暮らし始めた人には…虫の声や季節が変わる時期で家族の思い出がよみがえり1人暮らしは寂しい時でしょうね。
20代のお客様がこられました。
「寂しいんです」。
それ以上、それ以下も無いでしょう…
寂しいのです。
すなおに寂しいのです。
ゆっくりのんびり話を聞きました。
そして…
「お母さんと話をしているみたいで落ち着きました」と言われました。
ええ、私はあなたのお母様とほぼ同じ年。
きっとお母様はあなたと同じく寂しく、切ない時間を過ごしているでしょうね。
寂しさで泣けるのは…若いとき。
大人になるとすなおな気持ちでさえ否定して我慢が正しいと思うようになってしまうのです。
お客様のお母様へ。
あなたの娘さんはすなおで優しさにあふれ、回りの人に心を配れる気遣いがある方です。
心美しく、ちゃんときちんと育っておられますよ。
お母様が愛を沢山注いでいたからです。
私はお母様を抱き締めてあげたいです。
「本当によく頑張りましたね。あなたの大変さは娘さんもわかっておられますよ」といいながら。