お客様との待ち合わせでした。
お雛様が飾られてまして、他のお客様も足を止めて見ておられました。
後ろから若い女性が来て、
「写真を撮りたいので避けてくれます?」と言われまして…びっくり。
そして遠巻きに見ているとポーズをきめて自撮りをずっとされておりました。
さすがにそばにいたお店のスタッフさんもその風景を見て…表情に嫌悪感…
ですよね、皆さんで楽しむ美しさなのに、自分の世界観を独占されては……
綺麗な女性なのですが、まわりの方のお心使いがなくて残念でした。
美しさは確かに見える部分が最初に飛び込んできますのでそれで判断されると思います。
しかし長い時間、質のよい時間を過ごすとその方の心の美しさが表れます。
お雛様は一年間に一度お会いするお人形ですが、このお人形には親の愛、祖父母の愛、まわりの方の愛が込められております。
そしてお人形を作られた方、販売、運送された方のお気遣い、努力、労働の時間などがあり、とてもありがたい"人様の心の結び付き"があるのです。
だからこそ美しい…。
いつまでも"今年も会える美しさと愛"に感謝をしたいと思います。