老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

職場のオンオフは大切。

日本人なら知らない人はいない素敵なアパレルが並ぶ店ばかりのテナントビルの清掃です。

 

ここで働いていると店内がキラキラなのでちょっと背筋が伸びますし、お化粧もチキンとして…みたいなモチベーションがあります。

そのバックヤードはそれなりに静かに働けますが、華やかな店内はお客様や店員さんを見ながらそれなりの距離をとっています。

 

どのお仕事もそうですがアパレルの朝も早く、倉庫の広さの関係で大量のダンボールが男性達が手を伸ばさないと届かないぐらいに山積みされ、それを下に下ろし、それを分解して売り場まで持って行くのですが、その作業を見ていると

「若くないとできないあの重労働」と思います。

(当然、これだけ山積みをされている運送屋さんの重労働も心が痛い…

 

ダンボール移動、

箱を開く

これがなかなか開けづらい

中身を確認、

売り場へ運ぶために積み直す、

運ぶ、

キレイにディスプレイ…

 

その間に飛び交う言葉の切れ味…

 

ディスプレイを売り場の管理者確認。

それなりに指導あり…

 

アパレル、というと華やかに聞こえますが、静かに客観的に見ると倉庫で働いているぐらいの凄い作業です。

あれは…若くても疲れるわ…

 

歩数計で言うと何歩歩くのかしら?と思います。

 

たまに床に座り込んでため息を付いている店員さんもいます。

 

並べ終えたら…開店前の朝礼。

とっても偉い上司登場。

 

それに間に合わないと

「遅い」。

 

みんな走り回ります。

仕事たから仕方ない、かもしれませんが、問題はこれから、

開店、

接客、

それは仕事ですからなんとかわかりますが…

休憩が…ひどい。

休憩室に椅子がない。

 

椅子のあるところは…別の階。

そこまでの行き帰りで何分かかるのよ?状態。

それで休憩が“15分”

せっかく好きなアパレルに入っても、これでは若者の夢や希望が無くなるのは当然。

 

働くのが嫌になると思うわ。

 

せめて…休憩室には夢がほしい。

「ここがあるから頑張れるのよ」と。

 


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先日、トイレで掃除用具を洗っていると…

あれ?いつまでたっても出てこない扉がある。

え?大丈夫?

倒れていない?

おばさんは心配になる。

いや…スマホ見てる?

サボってる?

 

 

ん〜

そして清掃おばさんはトイレの床から扉の下の少しの隙間から覗いて、足が見えるから座ってるわね、と思い、

「そのままにしてあげよう」と優しさを優先することにしました。

 

 

先日の上司からの報告です。

「他店舗からの報告ですが、一人の清掃員がトイレで一時間サボっているということでした」。

 

どこにでもいるのね…

いろんな人。

 

きちんとしたお金をもらって気持ちよく生活できる人生が一番だから、きちんとした人たちのための癒やされる休憩室は作ってほしいわ…

そんな休憩室なら清掃のおばさんも清掃のやりがいあるしとおばさんは思うのでした。