老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

ラーメン屋さんで老夫婦さんが。

 

 

電車の中にいる時から、

「お腹が空いた・・」

 

昨日は移動している途中からその症状が始まった。

胃腸が弱っているので食事には気を付けているのだけれど、

変な汗。

暑いのか、それとも低血糖なのかしら?

とりあえず汗に触って、

違うよね?と確認。

原因は朝ごはんのタンパク質の量が少なかったから。

冷静対処を考える。

 

空腹との闘いは半端なものではない。

辛い・・

めまいがする

倒れるかも

死ぬかもしれない

・・とどんどん自分の解釈が良くない方へ進んでいく。

 

「こんな私に誰か気が付いて・・」

ただ、単にお腹が空いているだけなのに。

いつもの道のりが遠く感じる。

 

やっと駅に到着。

 

 

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心の中で叫ぶ。

「コンビニ~~!」

無い、

無い・・

でもコンビニで買ってどこで食べようかなと思ったときに、

「そうだ、もうすべて振り切ってラーメンを食べよう」と決断しました。

 

ずっと胃腸の調子がおかしかったので消化のよいものばかり食べていました。

そして症状が良くなったのはいいのですが、

今日の体の状態を見ると

明らかにエネルギー不足。

 

ラーメンなんて胃腸が良くない人は絶対食べられないけれど、

でもこれを食べて、また胃がおかしかったら辞めたらいいし、と思って。

 

久しぶりに好きなラーメン屋さんへ。

店員さん達の顔ぶれも変わっていない。

良かった、良かった。

空席がたくさんあったので、

ゆったりとした4人席に案内してもらえて、

一番普通のラーメンを頼んで

「麺の硬さはいかがしましょうか?」と聞かれ

「柔らか~いのを」と頼みました。

 

心の中でひたすら

「お願い、早く来て」と祈り、

最後の我慢に耐え、

無事テーブルに到着。

そして写メを取り忘れ・・

 

よく、噛んで、噛んで、

とにかく噛んで、

無事完食。

胃腸は?

うん、なんとか大丈夫。

 

するとキャリーバッグを持っている高齢の老夫婦さんが来られて、

店員さんに私の隣のテーブル席に案内されているのですが、

ご主人が

「カウンター席にする」と言うのです。

あきらかに奥様はお疲れになっているのに、

カウンター席?

 

もう(小怒)!・・奥様の体調を考えてあげなさい、と声に出そうになりましたが、

そこはグッとこらえ、

 

私はサッと水を飲んで、立ち上がり、

「私が帰りますので、こちらのお席をお使いください。ここは座りやすいですよ」と

座ってください、と言わんばかりの言い方でご夫婦にお話しました。

 

店員さんは

「隣のお席がありますのでいいですよ」と言われましたが、

隣のお席の通路が狭いので、ご主人さんはそれが嫌でカウンターと言っていることに気が付いていないのです。

 

それで

「こちらのお席の通路は広いですし、そのお荷物を置けますのでどうぞ、どうぞ」と言うと、奥さんは嬉しそうに

「ありがとうございます」と言いながらすぐ私の席に座りました。

 

奥さんは

すぐ、

今すぐに

背もたれに寄りかかって座りたいのです。

 

座った姿を確認していると、

店員さんも

ああ、奥さん、しんどかったのか、と気が付いたようなのでした。

私は

「私のお皿を下げてあげてくださいね~」と笑顔で言うと、

店員さんは

「ありがとうございました」と言い、

「お席を譲っていただいてありがとうございました」とご夫婦が丁寧にあいさつをしてくださいました。

 

まぁ若い人からすると、最初はなぜ空いている席に座らないのかな?と思ったと思いますが、

年よりは

電車の移動でさえ疲れている、

年よりは

座る動作でさえ疲れる、

年よりは

自分の体の動きが制限されているので、

座る体勢を考えてから席を決める・・等、

 

周りの人の経験と思いやりが足りないと気づきが遅れると思います。

 

私はお金をお支払いして、

お店を出て、

今度は地下鉄へ移動。

 

食べてすぐ歩くと胃の負担になるので、

ちょっと駅のベンチで座って、じっとして、

胃腸が落ち着いてから歩き始め、

帰宅。

帰宅して気が付いたこと。

お腹がパンパンに満足したせいで、

買い物をすっかり忘れているわ(大笑)

 

食べられるって幸せの証拠よね。

 

今朝まで何の問題もなく、

私の胃腸さんは動いています。

胃もたれ無し。

 

よしよし、

腸炎、良くなったわ。

でもこれからも体の声を聞いてちゃんと食事をしなかきゃ。

 

駅にはたくさんの人が歩いていますが、

人が声に出していない声を察してあげて、

手助けしてあげられることをしていきたいと思っています。

いずれ私も辿る道ですから(^-^;