老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

お医者さんの一言で意識飛ぶ。

更年期を過ぎて症状が悪化。

数年かかってやっと落ち着いてきまして、自分的にはこれで静かに毎日を暮らせたら御の字。

だってほかの人のお話を聞いたら

「う~可哀そう」と思うことが多いので。

 

それにしても毎回この受診の時の処置と薬が痛い。

先生に伝えても

「はなはなころりんさんは皮膚が弱いからね~」という言葉で終わる。

 

帰り道の地下鉄の中はとにかく痛い。

それを我慢してもう数年・・

痛いよぉ・・

 

他の病院を数件回って、

合わなくて、

知り合いの先生に相談をしてお友達の腕の良い先生をご紹介してもらって、

だから、

我慢するしかない。

ただ引っかかるのは

腕が良いので、

正しいので、

自信があるのはわかるけど、

患者さんの話や気持ちを

“受け入れながら会話を正しい方に持っていく”という柔軟な会話ができない。

(超遠回しな言い方、わかりますよね?)



今月の定期検査と処置。

やはり同じ処置と薬。

ダメ元で

「これ滲みるんですよね。ものすごく痛くて・・」と言うと、

「ほかの人は大丈夫だけどね。あなたが薬に弱いだけ」といつも通りの返答をもらう。

やっぱりね・・(しんみり・・)

 

そして先生が

「もっと高額で良い処置もあるよ。安い処置でやってあげてるんだよ」

 

・・・は?

瞬きが止まり、たぶん目は見開いたまま、動作が完全停止していたと思う。

 

その後はどんな会話をしたのか、

どうやってお会計を済ませて地下鉄に乗り、

帰宅したのか、まったく覚えていない。

帰巣本能だけで動いていたのだと思う。

 

気が付いたときは椅子に座っていた。

ちゃんと手を洗い、

うがいをして、着替えを済ませていた。

処置されたところの痛みが響いているのを感じていた。

 

胸のあたりがモヤモヤする。

涙は出そうにもない。

なんなのかしら、これ、としばらく座っていた。

 

怒り?

悲しみ?

くやしさ?

なんか入り混じってしまって。

 

私と同じ症状の患者さんにも同じことを言っているの?

みんなこんな思いをしているの?と思うと心が痛んできた。

 

高額=自費の話でしょう?

つまり一回数万円のお支払いでしょう?

治療だからそれを繰り返すってことでしょう?

で?

なぜその説明をしないの?

 

「超痛いと思うけれど薬の反応の間の数時間だけ我慢してくださいね。この症状にはこれが一番の処置なんだからね」と言ってくれるならともかく・・・

 

結局しばらく座って考えていて、

心が着地したのが

医療も大切だけれど、この処置を受けずに済むように自分の体質を少しずつ変えるしかない、と思った。

 

ちなみにこの先生は私の昔の仕事を知らない。

この先生を紹介してくださった先生は知っているが

「話さないでくださいね」と伝えてある。

 

今更ながらそれが正解だったと思う。