老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

胸が…切なかった

昨日、清掃をしているとかなり腰が曲っていて、明らかに痴呆が進んでいる年配の女性が服を選んでいました。

 

そしてその方の周りにはかなりの異臭…

多分下着を取り替えていないと思われました。

つまり一人暮らしでしょうね…

 

その姿を見てとにかく切なくなり…

思わず泣きそうになりました。

 

本人さんは多分…普通に買い物に来ているのです。


f:id:hanahanakororin:20210713101625j:image

暑いし、

体はしんどいですが、買い物に来たくて来られているのです。

色とサイズを探しておられてましが、店員さんはさすがに離れていました。

 

私達清掃員は、道案内やトイレ、会計のご案内などはしますが、接客はすべて店員さんに…と言う指示が出ているので何もどうにもならないのですが…

とにかく見ていて切ない。

 

 

体型はぽっちゃりしているのでご飯は食べているみたいですが、とにかく痴呆のせいで着替えの記憶がないみたいで…

 

本心は…

もしできれば本人さんに声をかけて住んでいる自治体に連絡を入れ、

お風呂の介助をしてあげたい。

綺麗にしてあげたら普通のおばあちゃんだから。

 

家族が離れているのか、

独り身なのか、

それともそばにいるけれど突き放されているのか…

 

掃除をしながらあれこれ想像し…

それにしても、あの匂いなら多分肌もただれてしまっているか…

病気もあるかも、と。

 

切ない…

本当に切ない…

 

あのような方を見つけて、保護して、

普通に小綺麗にしてさしあげて、

元々のあの方にしてあげたい…

痴呆は誰にでもくる自然の流れなのだからその人の個性の痴呆なりに生活できる見守りシステムを作れないかしら…と痛む胸をさすりながらガラス磨きに歩いていた私でした…

 

やっぱり…長生きは辛いかもしれませんね……