69才、女性、パート勤務。
同年代の男女数名チームで仕事をしているのだけれど、女性3人からいじめにあう、と言う話。
小さな世界で細かいことを指摘しあい、
誰がどう悪いか日々話す。
上司にまで細かく報告され…
前任者達は皆、
「今日で辞めます」と突然言って辞めていくのが通例。
それだけキツイ言い方をしてくるのだが、上司は我、関せず。
「自分たちで話し合って」と言うだけ。
もっと上の人達に直接相談しても全く助けて貰えず…
年齢的に次の職場が無いと思うので、なんとか今の会社で残れれば…と言うお話。
出勤がストレスになりそうだわ…
本来はお話を聞くだけのお仕事ですが、このお話は切羽詰まっているので、
全体の人間関係を聞いてバランスをみて、
どのボタンを押せば人が動くか、を考えて…
それと「会社とは」のお話をして、考え方を知ってもらうことにしました。
とにかくもう我慢の限界。
いじめられる場所から逃げ出さなきゃ。
それでちょびっと彼女に
「多分、この人にはこういうことを言ったらいいですよ」とメモをしてもらいまして、実行してもらいました。
お話聞き屋さんを長年していると、
人のパターンというのが見えてきて、
もしかしてイケるかも、というときにはちょびっと“やってみますか?”を話すこともあります。
今回のお話から見えてきたのは、
嘘を流している人はこの人、と見えたこと。
それで感じたのはいじめている人達を“分解”させること。
発言と行動をちょびっと変えてもらえだけでイケるかも。
それから2週間後、
彼女から
「9月から別の場所に異動になりました」と連絡が来ました。
良かった、良かった。
これでイジメる人達だけの女性の集まりが残るから、仲良し会話ができるし、向こうも楽しくなったでしょう(苦笑)。
依頼者の女性から
うまく行ったお礼にお酒に誘ってくださるそうです。
何を食べようかな〜
最近、いなり寿司が食べたい、と思っているからそうしようかな。
と、思いながら我慢できずに、いなり寿司を買って来て食べちゃいました。
おいしかった。
味はバランス。
仕事はチームワーク。
共に同じ屋根の下にいることを忘れてはいけませんよね。
まして、いつ倒れてもおかしくない60代なのに。
もしかしてお世話になるかもしれないのに。
依頼者さんには直すところを伝えて、再発防止をしてもらうことにしました。
「同じ方法はもう使えませんから、くれぐれも話したことを守ってくださいね」と。
私を含め、大切なことに気が付かないことが多い。
気がついても直せない、
心が抵抗して直せない…
でも、気に留めて気をつけていると小さく収まる。
溜めていることを許容量を超え、ためすぎると、ちょっとしたことで現実に起きたこと以上に大放出する。
それをみた周りの人達は、
この人はこういう人なのね、と評価してしまう。
日々少しずつでもストレスや思いを外に出して、
溜めすぎないようにしておいたほうがいざと言うときの
「言い過ぎ、喋り過ぎ」を防げる。
物事は始まりの90パーセントは“口”
気をつけましょうね、
お互いに(苦笑)。