痛い?
怖い?
苦しい?
何をどうするの?と思っている方はこれを読むと流れがわかります。
この病院は
静脈注射の麻酔をして検査をする病院であり、それがとってもお上手なところであるというのが前提にあります。
本日、胃カメラに行ってきました。
hanahanakororin.hatenablog.com
前日の夜9時以降は食事も水も飲んではいけない、というところから始まり、
コップの上やペットボトルに
「21時以降 絶飲食」とメモ紙に赤マジックで書いた紙をあちこちに張り・・
そして就寝。
朝起きて、飲みたい水を我慢して、とりあえずうがいだけ、ゴロゴロ。
そして病院へ。
受付へ
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荷物、貴重品をロッカーに預ける。着替えは無し。
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処置室へ。
胃の中の泡や水を取り除くためのちょっと薄っすら白みかかったドロッとした薬品を試飲するときにもらうような小さなコップ一杯飲む(美味しくないのでお覚悟を)
仰向けに寝て体を左右に振り、胃の中にまんべんなくいきわたるようにする。
その様子を看護師さんがみて
「はい、いいですよ」と言ってくれる。
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キシロカイン何とかのドロドロした液体を喉に入れてもらい、一分間耐える。
タイマーが鳴る。
耐えた後、吐き出すか、飲むかする。(私は出しました)
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時間が来るまで待つ
この間、喉から口の中全体にしびれがきます。
麻酔効いてるよ~な感じです。
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呼ばれて胃カメラのベッドへ移動。
左を下にして横になる。
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血圧計、酸素濃度計を付けられ、
点滴をされる。
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先生、登場。
「麻酔を入れますので、眠たくなりますよ・・・」の「よ~」の最後の方は聞こえなかったです。
そしてその後、まったく覚えていません。
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気が付いて目を開けたら別な部屋へ移動され、
目を開けてキョロキョロしていると、いつの間にか点滴を外されていることに気が付く。
隣に、朝受付の時に座っていた高齢の男性がベッドで寝ている。
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看護師さんが
「気が付きましたか?」と聞いてきたので、
「はい、もう何分過ぎたのですが?」と聞くと
「一時間ですね」と。
え?私、内視鏡が始まってから一時間寝ていたの?と驚く。
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「起きてみますか?」と看護師さんに言われ、上半身だけ起こすとまだふわぁ~とするので、再度横になる。
「起き上がる時は必ずナースコールを鳴らしてくださいね」と言われる。
転倒の危険性のため
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少し目を開けて焦点が定まるまで横になっている。
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落ち着いてきたので上半身だけ起こす。
手や足、体を動かして重心が元に戻っているのを確認するストレッチをする。
気が付けば隣に寝ているおじさんと目が合い、にっこり笑う。
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看護師さんが通ったので、
「起きられると思います」と話し、静かにベッドから降りて靴を慎重に履く。
大丈夫みたい、私。
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看護師さんから
「とりあえず手すりを持って移動してくださいね。ロッカーはあちらです」と教えてもらう。
・・ってすっかりロッカーの場所もわからないぐらいの薄っすら記憶状態。
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ロッカーで貴重品を出す。
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最後のドキドキ、先生に呼ばれて結果報告を受けるまで待合室で座って待っている。
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呼ばれる・・・(う~怖い)
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「これ」と言われて写真を見る。
そして結果は
「胃炎です」
「あ~よかった。実はいろいろ想像していました」と話す。
そして
「これが8年前の写真。こっちが今日の写真。違いが分かるかな?」
・・・???
「8年前の方が状態が良くなかったんだよ」
「え~~~!」
「前より良くなっているよ。胃の中の色もこの模様も。8年前のは霜降りみたいな模様でしょう(笑)」
「え・・先日もらったお薬のお蔭です」と話すと
「違うよ、8年前にピロリ菌退治のお薬を飲んだでしょう。その効果ですよ」
「え~」
「あれを飲んでいたから今がいいんだよ。ただ胃炎は・・ここにあるから、1年後また内視鏡で見るっていう方法でこれから過ごしていきませんか?」
「わ~ありがとうございます。これで安心しました」
「あとは胃酸の量が少し多いと思うので逆流性食道炎の症状があると思う。それで胃の不快感がある時に飲む薬を出しておきます。注意点は長く飲んでいると、カルシウムを阻害するので、調子が良くない時だけ飲むことです」
「わかりました。ありがとうございます」
「1年後、内視鏡の検査に来れるようにハガキを送りますからね」
「ありがとうございます。助かります」
この時、診察室の扉を開けて出たときのなんと心が軽くなったことか!
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総合受付で書類を渡し、お支払い。
金額は5000円ちょっと。
やった~
病理検査とか、ほかのものがまったく追加されていないからこの金額。
助かった、出費が少なくて。
そして帰り道は足が軽いのなんのって。
いや・・助かった。
体も心も、お金も。
「最高で1万5千円かかることもあるのでお支払いのご用意をお願いします」と前回、言われていたので。
とりあえず、今度は一年後。
昨日まで、ガンだったらどうしようとか、
生活は?とか
仕事は?とかあらゆることをぐるぐる考えていたけれど、全部それが吹っ飛んで行った。
こんな心境。
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(急に若く、華やかになる)
帰り道、考えたことは
やぱり健康で生きているうちに楽しいことをしなきゃ、と。
それと、さっそく「何食べようかな?」という食欲という幸せに包まれた心になっていました。
これを読んでいるみなさん。
一日も早く病院へ行ってください。
もし、ピロリ菌の除菌をされていない人は早めに行ってください。
ガンにならないためです。
自分の胃を守りましょうね。
そして美味しく食事をしながら一生を終えることを考えてくださいね。
昔、口腔外科の先生に言われたのは、
「喉頭がんがとってもつらいですし、その他は食道がんとか・・食べるところにがんができると辛いよ」と。
できるだけ、ガンにならないで、朝起きたらぽっくりあの世への逝き方を望んでいる私にとって絶対避けたいがん告知。
2人に一人は発病の時代ですが、とにかく一日も早く病院へ。
先手必勝を忘れずに。
8年前の、私が勇気を出して胃カメラを受けていること。
そして先生の検査、処置のお蔭で今の私がいることにとても感謝です。
そして元気になった勢いで大腸カメラの予約を入れてきました。
下剤を大量の飲むのが大変ですが、これも超えていきます!