老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

のりはそこにあらず。

自営のお仕事で通常のおしゃれをしてお出かけ。

足元はちょっと大人のエナメルの靴で。

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久しぶりに履いて、ちょっとかっこいい自分を感じたりしていました。

バイトはGパンにスニーカー、トレーナーですからね。

普通のおばさん。

 

エナメルの靴を履き、パンツを履き、背筋を伸ばして颯爽と歩く「仕事していますわよ、おばさん」になるのは気持ちが良いです。

かかとがあるとちょっといつも歩く風景が変わるので楽しいですし。

 

仕事をしていると、バイト先から連絡が来まして、帰り道に寄ることにしました。

ふっと足元を見ると・・

え!靴のエナメルがはがれかかってきている!

マズイ!

慌ててコンビニに行き、瞬間接着剤で付けるためにしゃがんでいると、後ろから若い男性に

「大丈夫ですか?」と声をかけられ、

「しゃがんでおられるので体調が悪いのかと思いまして」と言われ、

「いえいえ、靴を治していたので」とすぐいい、そして

「お気遣いをありがとうございました」と頭を下げ・・男性は笑顔で自転車に乗って帰られました。

う・・・まずかった(汗)

でも嬉しかった。(女子心)

気を入れ替えて接着剤を付けていると・・

微妙な煙が出てきて・・

マズイ!

すぐ靴を脱ぎ、足を出して確認。

焼けてない・・ほっと一息。

くっついたであろうエナメルに向かってよかった、よかった、と声をかけていました。

 

バイトの現場へ行くと、いつもの服装とは違う私にみなさん、

「あら~お仕事の途中だったの?」状態。

「はい~~」といつものバイトモードのお返事。

 

そしてお昼ご飯の時でしたので一緒にお話をしていました。

お昼休憩も終わり、食事用のテーブルを片付け、周りの先輩清掃員の方の一人がゴミを拾って、

「あら、私って(コンビニの)おにぎりの海苔をこぼしていたのね」と笑いながら拾っていました。

確かに数枚小さいのが落ちています。

え?

まさかのまさか・・・

あのエナメルが・・(こころの汗が多量)

「私も時々おとしますよ」と顔面をゆがませながらフォロー。

ええ、気持ちを共感して働かないと。

先輩清掃員の方はそのおにぎりののりをゴミ箱にしてていました。

 

人目をはずして靴をみると・・

う~少しはがれている。

あの“のり”は絶対「ワタシ」。

 

帰り道、心が凹む。

おしゃれをしたつもりが・・はがれている靴。

朝、靴を見た時はなんとも無かったのに。

劣化。

目は衰え。

年は・・集中力を失い、再確認を怠り・・・

人に迷惑をかけたのにあやまる素直さがなく・・

 

あれは・・のりではない。

ゴミ箱を覗く勇気もなく・・

 

もちろんそのエナメルの靴は捨てました。

 

あれは海苔かもしれない、

でもエナメルかもしれない・・

 

ぐるぐるぐる(回る)

 

もしエナメルならごめんなさい。

先輩のお仕事、がんばってお手伝いをします。(超懺悔中)