先日、ブログの2番目に書いたお話の中に出てくる『パンフレットを封筒に入れる作業の彼』の後日談です。
hanahanakororin.hatenablog.com
向こうから来た・・あれ?見たことがある人、と思いました。
ああ、あの「封筒の彼」。
私はこぼれんばかりの笑顔で
「先日はお疲れ様でした」という声を掛け、しばし世間話。
その間、二人のそばを人が数人通り過ぎ・・
「どこに住んでいるのですか?」と聞かれたので
「○○駅です」と答えると少しして
「○○眼科って知っていますか?家からは遠いのですが、前から知っている先生なのでそこへ通院していのです」と言われたので
「あら、知っていますよ」と答えると少し間が空いて、
「実は、僕・・」と言い始めまして、
え・・ちょっと深刻?と思っていると
「緑内障なんです」・・
え~~~~~~~!
そ、それは・・・大変じゃないですか!
私は「目だけはなんとしてでもあの世へ逝くまでに見えて欲しい」と強く願っているので、1ヶ月~2ヶ月おきの定期的に眼科へ行っていまして、それと知人や友人に言うと
「そこまでしなくても」と言われるのですが、
目って・・見えるものを頭で調整しているので、欠けて見えていても自分に都合良く調整してしまい、発見が遅れるという場所。
(ある意味、脳ってすごい!感謝)
一度試しに地下鉄のベンチに座って目を閉じてみてください。
そのまま立って歩ける勇気はないですよ。
「緑内障って知っていますけれど、それは大変ですね」
「ええ・・だから前に封筒に入れているとき失敗して落ち込んでしまって」
「ああ・・それで(あんなに深く落ち込んでいたのね)」
そうね、そうよね、目が良くないと、それは普通の人よりも凹むわよね。
私も凹むわ。
やっぱり目のせいかな、
見えてきていないかも、と。
他の人が知らない、本人さんの心の痛みがある。
こうやって今回は私に伝えてくださったから理解してあげられたけれど、
ちょっとしたことに気がついてあげていつも温かい声をかけてあげられる人になっていかなきゃという気持ちを静かに自分の心の底に置きました。