老後サバイブ〜お迎えが来るまで

シンプルな生き方でコロッとあの世へ逝くのが目標

友達からの最後のハガキ

 

 

昨日、公民館で人と立ち話を為ていたときに、壁に絵手紙の講習会のお誘いがあるのを見て、

 

パソコンやスマホでメールをしている今の時代、手紙やはがきなど友達からほとんどくることもない今の時代ですので、

あら、懐かしいわ・・思っているとあることを思い出しました。

 

そういえばあれが男友達からの最後の直筆のハガキ・・

 

30代後半、男友達2人、女友達2人の集まり。

結婚していたり、独身だったり、互いの状況を居酒屋で話していた時でした。

 

あるとき、一人の男性が落ち込んでいるので、聞いてみると

仕事も家庭もなかなかうまく行かず、精神的に辛くなった、という内容。

他の友達と彼の話を聞いて、少しでも気持ちを落ち着いてもらおうしていました。

そんな彼の口からでた言葉が

「俺、深くて暗い海の底にいる貝になってずっと一人で静かに暮らしていんだよね・・・」

それを聞いた私たちはしばらく無言になり、彼の心の切なさを一緒に感じていました。

 

「今まで頑張ってきたのだから、たまにはしばらく仕事を休んでみたら?」という提案に

「休んでもいいのかな・・でも働かないと生活ができないし」と考えているので

「今のままだから答えが出ないのだし、心の休みをとったら見えてくるものがあると思うから」と周りで彼に話し、彼はすなおにそうすることにしました。

 

(後から知ったお話ですが、「私は貝になりたい」という題名の本が実際にあったのには驚きました。言い様のない人生の深い辛さで胸が痛かったです。

きっと彼も同じだったのだと思いました)

  

私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び

私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び

 

 

 しばらくして、私はかねてから思っていた夢を叶えるために引っ越すことになり、4人で集まる、ということもなくなりました。

 

しばらくして引っ越し先で落ち着いたころに、あの男友達からのハガキがポストに入っていました。

そのハガキには手書きで色鉛筆で薄いブルーの海の絵が描いてあり、その浜辺にはは貝が3個書いてありました。

 

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大きな貝と中ぐらい・・それと小さ目な貝。

 

貝の家族なのね・・

 

「来年の○月に○○県引っ越すことにしました。これから先の人生は海のそばで暮らします」と書いてありました。

 

飲み会の時は暗い海の底、と話していた彼が、今は薄い青い色の海の色に変わっていて少し安心しました。

 

人との関わりも変わると思い、連絡も控えていたので彼からはそれ以来連絡がとれなくなりましたが、きっと海での生活で心を癒やしているのと思っています。

 

 

もし、

思い描く人生があるのであれが、それを実行された方がいいと思います。

 

 

家族が居るときは家族との相談、説得が必要(家族に対してのプレゼン)ですし、

 

もしダメな場合はどうするか、も想定してこうしたい、ということを整理することです。

それと実際に動く時は、

生活をシンプルにして動きやすくする、ということです。

説得する前に整理しておくと、頭の整理もできて、意外に家族に伝えやすいこともあります。

 

もし説得することができなくても

「ここまでやった」というカタチは残ります。

部屋の中が整理できていますから。

そしてずっとここに居るとしても人生の一部で夢や理想のかけらを体験することおすすめします。

 

夢を叶えるために・・まず行動が必要にあります。

 

家族がどう自分を思っているか、

普段の買い物の無駄。

会社とのあり方、

一部の人の評価は自分が自分を思っている価値とは全く違う部分がある。

正しく自分を評価し、自分の持っている価値が近い人達と生きているのか?

 

一番大切なものは・・

人として気持のいい呼吸を普段どこかでしているのか?

 

 

趣味は必ず持っていましょうね。

好きなことをしていきたい、があなたの人生でやりたいことです。

何をしてもいいのかわからないのであれば、散歩から始めましょう。

 普段読まない雑誌を見るのもいいことです。

 

友達から後で聞いた話ですが、ハガキの彼は長い有給をもらっていたときに、本屋さんでふと立ち読みをした雑誌で移住の家族の写真を見て、決意されたそうですから。

 

人は歩いて生きています。

歩くことは何かを見つけることです。

歩く時は好きな場所に行くようになっています。

 

もちろんネットでもいいと思いますよ。

ただ、ネットで見つけたとしても、ネットは頭の中の散歩ですし、意外にまとまりがありませんので、現実に歩いて見に行ってください。

 

私もそうして今ここに住んで、自分の夢の一部を叶えています。

 

50代から60代への変化の時です。

「何がしたい?」と聞いている自分がいて、

「なりたい自分になりましょう」と答えている自分がいます。

 

 近日には私も食器棚をリサイクル屋さんに持って行ってもらいます(笑)